2006年02月
民主党は議員辞職と代表辞任でけじめをつけよ!  (2024.02.27)

 本日は国会見学のため、地元の方々がバスで上京。国会議事堂の正面で記念撮影し、議員会館の食堂で皆さんと昼食をとりました。話題の中心は、民主党のメール騒動です。
 当然、永田議員の議員辞職をはじめ、前原代表や野田国対委員長の出処進退が焦点になります。「自民党は永田議員にどうけじめをつけるべきだと思いますか?」と質問されます。私は永田議員がこれまで発言してきた言動や、政治家としての決意、責任などを総合的に考えると、やはり議員辞職すべきだと思います。前原代表も野田国対委員長も一連の責任をとって辞任すべきだと思います。
 与野党で、自民党は手心を加えて、貸しを作って国会運営をやりやすくする、民主党は陳謝し、辞任をさせないように事態を収拾してダメージを少なくしながら軌道修正を図る。確かに双方の利害は一致していますが、こんな「ナアナア」の国民不在の馴れ合い政治で良いわけはありません。
 今日までにメールの受信者と送信者が同じということが発覚。その部分を黒でスミを塗り、隠してマスコミ発表したわけですから、こんな後になって分かる幼稚な細工を何故したのか。また、民主党が指摘した銀行口座には、過去5年間に1000万円以上の入出金が存在しないことが証言で明らかになりました。こんなお粗末な内容を予算委員会の場所で質問することを許し、場合によっては事実無根な内容で私人を大きく傷つけるおそれがあったことに対し、民主党は執行部全体が出処進退をはっきりしたほうが、国民にわかりやすいのではないでしょうか。辞めて責任がなくなるわけではありませんが、けじめをつけなくては、国民は納得しません。分かりやすいことが信条の民主党らしくありません。
 夜は自民党報道局の次長として、在京の全国紙、通信社、ブロック紙の政治部長との懇親会に立ち会いました。このメール騒動についても、意見交換しました。


ニホンオオカミの悲劇を繰り返すな!  (2024.02.26)

 雨、雨、雨と降り続くこの日。朝からスポーツ団体や文化団体のイベントに顔を出し、地元自治会の新年会に出席。さらに夕方から東京に向かいました。
私は希少動物の保護に関心を持っていますが、この日が、上野の国立博物館でニホンオオカミの剥製の展示が最終日でした。大航海時代の1600年以降に絶滅した地球上の生物は400種以上とされており、巨大な飛べない鳥、オーストラリアのモアなどは有名です。
この日本でもニホンオオカミは1905年に奈良県で捕獲されたのを最後に、絶滅したとされています。日本の昔話や時代劇でもなじみある動物です。展示されていた一体の剥製は、シェパードの成犬よりやや小さめの大きさで全長1メートルくらい、毛は黄土色、表情は優しくて普通の雑種の犬といった印象でした。つい最近までは生きていたこうした動物が、ある日突然絶滅したのは極めて残念でありません。
 実はニホンカワウソも1981年に撮影により生存が確認されたのを最後に、捕獲も撮影もされていません。ニホンカワウソは高知県の四万十川が棲息地域とされていますが、水質が悪くなるに従って生息数が減っていきました。現在はニホンカワウソと推定される糞が発見されているので、絶滅したとは見られていませんが、まさに絶滅危惧の希少動物でしょう。「カワウソ頑張れ!」。生きて生き抜いて、子孫を増やしてほしいと望みます。周辺の住民の方々も、さらに環境を取り戻すようにお力をお貸し願いたいと思います。
 わが町鎌倉でも、ペットとして飼われていたアライグマが放されて野生化して山で増殖し、日本固有の従来種であるホンドダヌキが駆逐されています。ホンドダヌキが外来種のアライグマより小型で弱いため、棲息場所を奪われているからです。私の住む家の庭の山にも、ホンドダヌキが棲みついていますが、(夜行性なので夜にしか見られません)いざ見るとほっとします。以前はアライグマが棲んでいましたが、行政の駆除により減ったのかも知れません。駆除されるアライグマも被害者であり、悲劇です。人間がペットを飼う責任を、もう一度考え直さなくてはなりません。
 最近は、カブトムシやクワガタも外来種を買えるようになりました。どうやらアライグマと同じように、在来種が外来種に駆逐されるような事案が起こりつつあるそうです。
 絶滅してからでは遅いのです。早めに手を打つことが肝要です。個体そのものではなく、生態圏そのものの保護が大切なのです。国の取り組みもしっかりと監視したいと思います。


金帰火来  (2024.02.25)

金帰火来(きんきからい)という言葉があります。国会議員の活動を表す四字熟語でして、金曜日に地元に帰り、土日月を地元で過ごし、火曜日には国会に登院することです。東京から往復が難しい距離の地方選出議員は、この言葉がそのまま当てはまりますが、私のような都市部近郊選出の国会議員は、平日の会合も、夜ならばほとんど地元に帰って出席します。だから、都市部近郊選出の議員は結構忙しいのです。
 土曜日、日曜日は地元の行事が多くあります。新年会は大方終わってきましたが、午前中はスポーツ関係のイベント、昼には自治会や老人会の会合、場合によっては県の団体の行事が横浜中心部で行われる場合もあります。夜は何らかの懇親会が入る場合がほとんどです。「一日何時間働いているの?」と支持者から聞かれますが、朝の街頭演説から、夜の会合まで入れると、平均で15時間くらいは働きます。スケジュール表はびっしりです。
 この日は土曜日。地元の会社訪問、地域のこども祭り、総合病院の研究会会合、組合の懇親会…一日中仕事です。国会は休みですから、趣味のラグビー観戦や釣りに行きたいと思うこともありますが、なかなか時間が取れません。プライベートで仲間と遊びたいが、そうしたお誘いも断ることもあります。そんな生活では結婚できないぞと揶揄されることもあります。国会議員となってからは一日も休みをとっていませんが、でもその分、地元の皆さん、国会でお世話になっている先輩議員、法案に関わる役所の方々、そして頑張っているスタッフたち、そうした周囲の人々に囲まれて毎日は充実しています。
 私はこの国会議員という仕事がとても好きです。自分を鍛えて、国民の生命と財産を守るという仕事を自信と誇りを持って続けたい決意です。


厚生労働委員会質疑始まる  (2024.02.24)

 衆議院で厚生労働委員会の一般質疑が始まりました。委員会は午前9時半から始まり、夕方5時まで。まずは、朝7時から本郷台でウォーミングアップの街頭演説。今晩6時半から開催する「保阪努県議県政報告会」の告知をいたしました。
 今朝は、昨日とはうって変わって寒い朝となりましたが、なんのその。あい変わらず元気に朝のご挨拶をさせていただきました。皆さまの声援やご意見をいただけるこの場こそ自分のエネルギー源になるとも感じております。
 一般質疑は総論なので、厚生労働行政に関わることはすべて質問できます。川崎大臣もたくさん答弁に立ちました。これから医療制度改革、保険制度改革の山場を迎えることとなりますが、審議時間も十分にかけなければ、野党も納得しないでしょう。心なしか野党の皆さんの元気がないように感じました。永田発言から辞職騒動で大変でしょうが、しっかりとけじめをつけなくてはなりません。
 夜は県政報告会。本郷台駅近くの栄区アースプラザにて河野太郎氏、川口より子氏を招いて開催。私も応援弁士として講演し、主にライブドア質疑と永田発言の顛末について話しました。私の場合、ほとんどが見たり聞いたりしたことしか話しません。この日記の内容を臨場感たっぷりに、そして当事者から生で聞いた情報を披露します。議場の最新情報をお話ししたところ、聴衆の皆さんも興味深そうに聞いておられました。講演を終え、すっかりとした爽快感にあふれています。


永田議員は品位を考えよ  (2024.02.23)

 正午前、憲法調査会に出席中に「民主党の永田議員が辞職した」というニュースが飛び交いました。日ごろの言動などからすると、辞職するタイプとは思えず、驚きました。永田議員は先週金曜日、予算委員会で再度の質問を終えた際、並み居る自民党一回生議員が彼を睨み付ける間を「確証高いよ」とニヤニヤしながら、通り抜けたことが印象に残ります。
 早速、ニュースや記者に確かめると、やはり、辞職の意向を示しているということです。普段からのふてぶてしい態度にはある意味で違和感を覚えていました。社民党議員が委員会で質問中に折り紙を折ったり、松浪健四郎議員が本会議で質疑中に、「扇党首と何発やったんだ」など極めて品性に欠ける野次を飛ばして懲罰動議をされたり、以前から国会議員として資質が問われる問題が続いていました。
 この日の本会議、民主党は沈滞ムードでした。与党の質問でも野次は少ししか飛ばず、不安そうな顔の議員も多くいました。民主党では昨年12月、西村慎吾議員が弁護士法違反で逮捕起訴され、総選挙後の昨年9月には小林前議員が覚醒剤取締法違反で逮捕されました。年末から年始にかけては、五島議員が秘書の公選法違反により連座で議員辞職し、先週には木俣議員がスナックのホステスに暴力を振るったとして民主党を離党しました。野党第一党で本来権力をチェックする機能も求められる民主党ですが、不祥事が続き、それどころではありません。
 わが党も年明けにはライブドア、耐震偽装、米国産牛肉輸入、防衛庁の4点セットで攻勢をかけられましたが、与野党が切磋琢磨して建設的に不祥事を防止するための方策を考えあうのは正しいことです。一刻も早い国会の正常化を望みます。


「林じゅんを励ます会」盛会御礼!  (2024.02.22)

22日午後6時より、東京のマツヤサロンで「林じゅんを励ます会」を開催しました。会場は発起人など国会議員や経済人など来賓、同期の友人、地元の支援者など関係者約400人であふれ返り、2万円という高額な会費にもかかわらず、盛会に終わりましたことを深く御礼申し上げるものです。
発起人には国会議員から安倍晋三官房長官、武部勤幹事長、丹羽雄哉元厚相、古賀誠元党幹事長、柳澤伯夫党税調会長、菅義偉総務副大臣ら、経済人から「林じゅんを育てる会会長」の岩沙弘道・三井不動産社長、中村満義・鹿島社長ら、学会から加藤寛・千葉商科大学長らに加わっていただき、今年で2度目の開催です。国会議員はおよそ100人が出席しました。浪人時代、何もない時から支えていただいた大切な人たちです。こうした先輩方から過分な激励をいただきましたが、支えていただける皆さんあっての私ということを改めてかみしめています。
 会場にはアパグループの元谷代表ら役員ご一行や日動画廊の長谷川社長夫妻、財務省や厚労省、さらには建設や不動産、医療など業界団体など各界からもパーティーにいらっしゃっていただき、多彩で華麗な顔ぶれになりました。同級生も多数駆けつけ、私が日ごろからお世話になっている方々がこうして一同に介していただける、人に恵まれた幸せを実感しています。
 お世話になりました皆さん、お手伝いをしていただいた皆さんには重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 この日を新たなスタートとし、自信と誇りある、そして安全安心な日本つくりのために体を張って働くことをお誓い申し上げます。


 遥かなるライブドア  (2024.02.20)

 本日も予算委員会に出席。いつも通り、月曜日の朝飯前は街頭演説から始まります。この日は、2月2日にオープンしたての大船駅北口(笠間口)にてスタート。
 栄区在住の方々には、バス停も近くなり、利便性の高いものになっています。これも自民党などが国政、県政、市政が一体となり、皆さまの要望に応えるべく、国土交通省やJR東日本などと折衝した一つの形だと感じております。
 演説内容は、議員年金廃止の報告、耐震偽装の問題、ホリエモンメールなどについてお訴えしました。信憑性の低いホリエモンメールについて本来、国の予算を審議する場所である予算委員会の時間を費やして論議されてる事に異論を唱えさえて頂きました。心なしかいつもより注意深く聞いているように感じます。
 寒い中、浪人中から応援して下さっているタクシーの運転手さんが、降りて握手をされていきました。ご声援ありがとうございました!
 ライブドア問題はこの永田議員が入手したメールが問題なのではなく、別のところにあります。物質万能の拝金主義から、いま一度、日本人の原点に返って、しっかりと心の問題を見据えなくてはならないのです。そして証券取引法など再発防止に努めるとともに、汗を流して働く大切さを再認識するのです。日本全体が「道」を失いそうになっていたわけです。ああ、遥かなるライブドアよ。


地域の防災を考える  (2024.02.19)

 衆議院で災害対策委員として仕事をしていますが、都心部でマグニチュード7クラスの地震がいざ起こった場合を考えます。地震が就寝時間か日中かで対応も違いますが、大切なのは地域の連携です。
 地元栄区の皆さまと一緒に防災訓練に参加いたしました。いざとなった時の備えとして私も煙のトンネルをくぐったり、人工呼吸の練習をさせていただきました。そんな中、国会での様子をテレビで見てくださった皆さんから「がんばっているね〜」の声をかけられ、「皆さまが選んでいただいたおかげです!これからもがんばります!」とお答えしました。これからも皆さまの期待に応えられるようがんばります。


「日本社会党」よ、再び!  (2024.02.18)

小泉改革を勝ち組、負け組が開きすぎたアメリカ型社会で、日本にはそぐわないという意見があります。民主党が指摘する「改革の光と影」とするものであり、こうした実態が全くないかというと、以前の日本よりはそうした傾向が強いと感じています。
こういう世の中だからこそ、ドロップアウトした人へのセイフティーネットが必要なわけで、野党第一党である民主党までが、完全な自由競争の世の中を掲げたら、この日本はどうなるか、私も与党の議員として、他人事ながらこうした心配をしてしまうのです。
そこで、やはり日本社会党のような、大きな政府を目指す、高福祉、高負担を掲げるひとつの受け皿が必要なのではないかと思うわけです。今回の永田議員ような稚拙な追及が、かつての日本社会党だったら存在したでしょうか?皆さんも考えてみてください。
日本は最も社会主義が成功した国と言われるくらいに平等がいきわたっていました。ソ連型社会とはいいませんが、こうした今の日本の弱肉強食を追求する形に対し、アンチテーゼ(それも大きな塊で)が必要だと思うのです。逆に民主党の前原代表は考え方的には自民党とほとんど変わりません。逆に民主党の横路副代表と、社民党の福島党首は元々日本社会党だったこともあり、考え方はほとんど同じのはずです。2大政党制で、小選挙区制だからこそ、政策の違いが明確でなければ、情実が極めて大きく作用する選挙になってしまうのです。
そこで、私の提案は再び「日本社会党」を再結成してもらいたいということです。政界再編で、前原代表や小沢一郎氏あたりは自民党に入り、党内のくくりで政策を戦わせたらいい。横路副代表はもう一度、福島党首と合流し、「護憲平和環境・高福祉高負担・アジア重視」の国づくりを掲げたらいい。社会党を「古い」という人もいるが、アンチテーゼとしては、かえって新しい時流に乗った政策を掲げられる政党なのです。土井たか子元議長も村山富一元首相もまだまだ必要とされています。自民党と社会党、そして公明党と共産党の4党で、政策を戦わせれば、今の日本の課題に対して大きな受け皿になるわけです。今の小泉改革への不安を感じている有権者もいるでしょうが、現在の民主党で果たして受け皿になり得るでしょうか。
国民は待っている。「日本社会党」よ、再び!


真相はひとつだけだ  (2024.02.17)

 今日までの予算委員会で、メールの内容を裏付ける新しい証拠は出ませんでした。ただし、警察庁の刑事局長が、「そのようなメールは把握していない」と東京地検特捜部次席検事と同じように答弁しました。そもそも捜査機関はこうした捜査進行中の事案に対し、答弁をするのは異例ですが、捜査の混乱を防ぐためだと想像されます。
 このほか、「堀江被告はメールを通常は敬語で送信しているのに、このメールは呼び捨てだから不自然だ」(ライブドア社員の証言)、あるいは、「ネームは必ずローマ字だが、このメールでは漢字だから不自然だ」(同)とか、こうしてメールの内容が嘘であるという証言・証拠は多く出ています。
 小泉総理は様々な聞き取りを総合して「ガサネタ」という形で応酬。永田議員は「総理、どうしたら信じてもらえるか教えてください」と答弁か哀願かわからないような発言で失笑を買っていました。民主党は新たな証拠を出して立証しない限り、不確かな情報をもとに、公人の親族とはいえ私人を公の場で傷つけた代償を払わないといけないでしょう。民主党が要求する国政調査権が、こんな噂や中傷の次元の情報で乱用されるようになったら、国政が混乱し、プライバシーは損なわれるでしょう。前原代表の責任問題にも発展しかねません。
 国会はこうしている間にも、消費税や年金、医療など取り組まなくてはならない課題が山積しています。いたずらな中傷合戦にならないような建設的な国会運営が必要です。


永田町の爆弾男、永田議員  (2024.02.16)

 それは一通のメールから始まりました。昨日の予算委員会で民主党の永田議員より、爆弾発言が炸裂しました。「武部幹事長の二男が、先の衆院選にからみ、立候補した堀江被告から3000万円の現金提供を受けた、とする内容のメールがある。銀行口座の証拠もある。果たして真相はいかなるものか?」という追及であります。
 今日までも真偽は明らかでありませんが、入手経路も不明確で、わざわざ記録が残るように銀行口座に現金で振込むなど不自然な状況がありました。事実ならば、政権を揺るがす大問題です。本会議でもその話で持ちきりになりました。マスコミ各社も殺到しました。私はそのような事実はあり得ないと考えておりますが、真相はひとつであります。
 かつては永田町の爆弾男という名称がありました。自社2大政党の55年体制はやりし頃、社会党の楢崎議員や大出議員が時の大臣のスキャンダルを追及し、きりきり舞いさせてしまう場面を懐かしく感じます。しかし、質問する際は、証拠を十分に積み上げなければなりません。永田議員は大丈夫でしょうか。本会議場での品性下劣な野次、委員会での折り紙など日ごろの議員活動にも問題が多い議員です。かつて先輩だった大蔵省の職員を議員職権で呼びつけ、しかりつけたりする評判なども立っています。行方を見守りつつ、与党がきちんとした審議に戻れるように正常化に努めなくてはなりません。
 明日の予算委員会もライブドア・金融問題ですから、このテーマで持ちきりになるでしょう。


すべては東京裁判から始まる  (2024.02.15)

 自民党国会対策委員で防衛庁の視察に向かいました。昭和21年から23年にかけて東条元首相ら28人が裁かれた極東国際軍事裁判(東京裁判)が行われ、昭和45年には作家の三島由紀夫が日本刀で割腹自殺をしたことで有名な建物です。
 東京裁判を考えることが、私の政治活動の原点ですが、建物を改めて俯瞰することで「日本はいまだに敗戦の余韻を引きずっている」と改めて悔しい思いに駆られました。「東京裁判は裁判の体裁を整えた復讐劇である」という見方は、裁判を良く知る人の間ではすでに定説となっていますが、善悪以前の問題で、歴史の事実自体が風化しないような教育の取り組みが必要です。
 最近では日本とアメリカが戦争をしていたという事実を全く知らない母親の世代(団塊ジュニアと呼ばれる私の世代です)が多いそうですが、驚きと同時に、その子供の世代が母親世代も含め、平和の尊さを知ることができるように、もっと政治も頑張らなくてはなりません。戦争の悲惨な実態や、東京裁判を正しく知ることで、相手の命や文化を大切にする気持ちが生まれるからです。
 東京裁判は事後立法で裁かれました。つまり、東条元首相ら28人の被告人は「平和に対する罪」「人道に対する罪」として裁かれましたが、そんな罪状はその裁判が開かれるまで存在しなかったのです。また、アメリカの非戦闘員に対する原爆投下や東京大空襲、沖縄戦などの殺戮劇は、訴追の対象にはなりませんでした。中立公正というにはほど遠く、裁判に名を借りたリンチといわれても仕方ないくらいお粗末な裁判でした。
 もっとも、東条はじめ板垣、松井、武藤各被告など本当に戦火を拡大させ、多くの軍民を死に追いやった責任は間違いなく存在するでしょう。だからこそ、こうした一連の東京裁判を再検証し、新たな日本の一歩を踏み出さなくてはならないのです。憲法、日米安保、近隣諸国との関係、靖国問題、日米地位協定、教育基本法など現存する問題はすべてここからはじまるです。私も命がけで自信と誇りある国づくりに向けて取り組みます。
 午後は予算委員会の応援をいたしました。疑惑の『ホリエモンメール』が本当なのか?それともガセネタなのか?どちらにしても大きな問題となります。真実だという根拠が薄い内容のメールについて民主党からの答弁に何時間も費やしました。本来ならば予算委員会とは、これからの国家の予算のためにもっと重要な年金の問題、社会保障の問題を審議しなくてはならない大切な時間ですが、果たしてこうした論議はいかがなものかと感じました。


バレンタインデーin永田町  (2024.02.14)

 国会・大船の事務所、党本部の職員や後援会、友人の女性など関係者から義理チョコをいただきました。小泉首相は義理チョコも本命もすべてお断りしているようですが、私はありがたく受け取ります。この場を借りて御礼申し上げます。皆さん、ありがとうございました。
 最近は人に見られる仕事だということを意識しているので、清潔でいて少しだけ自己主張できるような服装、髪型を心がけています。外見だけでなく、政策や度胸、面倒見の良さなど「男」にさらに磨きをかけようと新たに思います。顔つきも引き締まって変わったと言われますが、果たして人相は良くなったのか、悪くなったのか…。
 今日は自民党報道局の懇親会がありました。報道局次長になったということで、在京デスクや記者との懇談会を企画したり、外国人記者クラブの取り仕切りをしたり、報道記者出身のアドバンテージを生かせるように頑張って汗を流します。
 夜は毎月東京で行われる若手経営者の会に出席。小学校時代の同級生からの誘いで参加しましたが、彼は首都圏に寿司チェーン店を構える「築地玉寿司」の4代目である中野里陽平社長です。同じ33歳なのですが、若者の視点から、値段、味、店の雰囲気など利用しやすい店づくりを目指しています。私は商売が不器用な「士族の商法」ですから、こんな気のきいたアイデアは素晴らしいと思います。皆さんも機会があれば、是非ご利用くださいませ。
 多くの若手経営者と交流し、政治の役割も大きな転換期だと実感した次第です。


大叔父を悼む  (2024.02.13)

 母の叔父である私の大叔父が亡くなりました。午前11時から葬儀が行われ、参列しました。82歳でした。かつては三井物産に勤めており、昔の人ながらハイカラな雰囲気を出していました。私は親戚が少ないので、大叔父とはいえ随分交流がありましたから本当に寂しい感じがします。まだまだ、いろいろと話を聞きたかったです。
 先週に入院先の横浜市内の病院までお見舞いに行ったところ、私の当選を心から喜んで手を握り締めてくれました。癌でしたが、意識ははっきりしており、国会の様子を楽しそうに聞いておりました。「当選したから、あとはお嫁さんだね」と笑いかけていたのを思い出します。選挙中は集会に参加してもらったり、事務所まで来てもらったり、こうした力の積み重ねで当選できたのだと思います。大叔母によりますと、「潤ちゃんの当選を見届け、思い残すことはない」と言ったそうです。葬儀が終わり、すぐに予算委員会に向かいます。
 大叔父様、ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。


そろそろ新年会も・・・  (2024.02.12)

 2月も中旬になり、土日の新年会も少なくなってまいりました。それでも一日イベントが5つ以下の日はありませんが。逗子市の岡本市議の新年会に参加。このほか、自衛隊まつり、日ごろから親交ある団体の新年会、自治会の新年会…と続きます。
 ちなみに、大船駅の商店街で夕方の街頭演説も行いました。岡本議員の支援者の方に「挨拶がうまくなったな〜」と言われますが、本当にありがたいです。特に浪人時代を知っている方にとっては、進歩があるように感じていただけるようです。最初は皆さんから見て、どんなに頼りなかったか分かりませんね。
 挨拶や演説は、場数を踏むしかないと思います。そして他の議員や来賓が何を言っているか、技術を習得しながら、TPOをわきまえる。もちろん、聞いている人やお世話になった関係者への配慮も必要です。さらに磨きをかけ、これからも皆さんに応援して頂けるようにがんばります!


独立記念日を祝日にせよ  (2024.02.11)

 今日は建国記念日。鶴岡八幡宮の神事に参列し、建国の日にさらに国が安らかになりますようにお祈りしました。鎌倉明治会など主催する皇室典範を考える講演会も行われ、建国記念日らしいイベントが続きます。
 こうしたイベントを通じて、紀元節である建国記念日を「この国のかたち」を考える契機にすることは良いことです。
しかしながら、「この国のかたち」を考える上では欠かせない「独立の日」は、多くの国民が知らないのではないでしょうか。昭和27年4月28日。日本国はサンフランシスコ対日平和条約を前年までに発効し、この日を境に進駐軍が引き上げたわけです。
 その時に新しい日本が始まったはずですが、日本全体のムードがどうやら、先の大戦を直視することを避けたような気がします。なぜなら、8月15日の敗戦を終戦記念日と置き換え、4月28日の独立した日は話題にもなりません。
 隣国の韓国や中国でも日本政府の影響下でなくなった昭和20年8月15日は特別な意味を持っています。英国でも対日本戦勝記念日が存在します。日本にとっても、敗戦状態から脱却し、米軍の駐留がなくなった昭和27年4月28日は大きな意味があるはずです。この日は独立と平和を考える国民の祝日とするように提案いたします。
 一政治家として、こうした祝日の制定がどうなっているのか、あるいは独立の日の意味を考えながら、取り組むべき課題と考えます。


自民党は立党の原点に返れ  (2024.02.10)

「立党時の精神に立ち返り、伝統を重んじる健全な日本をつくろう」。自民党一回生議員34人が10日、立党の原点を見直す「伝統と創造の会」(会長・稲田朋美代議士)を立ち上げ、建国記念日を前に、党本部で記者発表しました。私も創設メンバーとして参画し、副幹事長として今後の会の運営について意見を交換しました。
当選直後から、自民党を真の保守政党として、政策を語り合い、同志で集う機会を探っておりました。そこで、一回生の有志が数人集まり、教育基本法や憲法を改正する本来の党是に帰り、保守精神を考える会を設立しようと昨年から打診を続けてきました。
会員たちは当面の共通認識として、皇室典範改正の問題がありました。2月上旬には、政府が皇室典範改正案を今国会に提出するということに対し、「時期尚早である」として総理大臣宛に署名を集めておりました。「日本会議」という議員連盟にも参加し、神道政治連盟などと連携して、各界から講師を募り、勉強会を重ねてきました。執行部もこうした動きを「政局につながりかねない」として警戒していた矢先、紀子さまのご懐妊があったわけです。
一回生でこうした保守の精神を考える会が発足したことは本当に意義深いと思います。今年の通常国会には、憲法改正の手続法となる「国民投票法案」、「教育基本法改正」、「防衛庁省昇格法案」など戦後の冷戦時代なら内閣がつぶれたであろう法案が目白押しで出される予定であり、戦後60年を昨年迎えてまさに転換期となるでしょう。
この日本を健全な国にしていくためには、教育の大きな指針が必要だし、日本を再び立ち直れないような国にしたGHQ戦後教育の呪縛を解き放たなくてはなりません。親子や学校の先生、生徒が殺しあったり、援助交際や幼女誘拐殺人が溢れる世の中が健全でしょうか。ヒューザーやライブドアの事件が子供たちに豊かな心を育ませることができるでしょうか。
私たちはもう一度、原点に返り、国民の生命と財産を守るため、生まれてよかったと思える国に立て直していきたいと決意を新たにしています。
夜は中村省司県会議員の新年会が鎌倉芸術館にて開催されました。大勢の支持者の方が参加される中で大盛況となりました。
写真は中村先生の後援会(女性部)の方たちと山東あき子参議院議員です。


ワインの会とデヴィ夫人  (2024.02.09)

 全国ホテルチェーンで有名なアパグループの元谷代表のお誘いで、港区麻布の大邸宅で開かれた「ワインの会」のお招きにあずかりました。元谷代表のほか、アパホテルの社長を務める芙美子夫人、ご子息の一志、拓兄弟のご家族が勢ぞろいし、また、スペシャルゲストとしてインドネシア・スカルノ大統領第3夫人である、デヴィ夫人もご一緒しました。デヴィ夫人とワインを傾けておりますと、ただでさえ高級なワインがさらにおいしく感じるから不思議です。また、父の実家のある渋谷区で自宅がデヴィ夫人と近所ということで話が盛り上がりました。
このワインの会は元谷代表が自宅に政治家や財界人、芸能人などを招き、洒落た、そしてリラックスした雰囲気で意見交換する場です。アパグループの機関誌「アップルタウン」に様子が掲載されています。ホームページでも見ることができると思います。
ご招待されたのは、元谷代表のご子息の一志君が、私と同級生で、共通の友人に紹介してもらったことから知り合いになり、彼の主宰する勉強会に顔を出すようになったのがきっかけです。浪人時代から交流がありますが、今回は現職になって初めてのお招きです。
元谷代表は博識で、日本人の心と文化を大切にする方であるという印象を受けました。特に歴史に対しては極めて自家薬籠のものと習得されており、普段の会話で孫子やマキャベリの話がでてきます。ご自宅の美術品も造詣に富んでおり、画商の息子の私から見ても深い教養が伺えます。また、ご自身で機関誌の編集も手がけているほか、スポーツカーは運転でき、マリンスポーツは万能…と天は二物どころか、五物も六物も与えた感じです。同じ男として本当に羨ましいと思いますが、やはり日ごろの考え方と努力が人と違うのでしょう。
印象に残った元谷代表の言葉は「情報は特別に隠れているわけでもなく、普通に見ることができるところにある。情報を生かす感度が大切だ」ということです。バブルに踊らされなかった経営者の感度を垣間見た気がしました。
みんなで交わしたディスカッションはとても弾みました。ソファーでくつろぎ、芙美子夫人からも楽しい人生哲学を伺います。アパグループの記念映像を見たり、六本木が一望できるジャグジーを拝見したり、邸宅から帰宅したのはなんと午後11時半。そんな遅い時間まで自宅を開放し、楽しませていただいたことを感謝するとともに、懐の広さに感服いたしました。こうした良い出会いを大切にしたいものです。


皇室典範の行方  (2024.02.08)

 昨日に紀子さまがご懐妊されたニュースが巡り、皇室典範の議論に早くも影響が出た最初の公式な場面が、今日の衆議院予算委員会でした。野党の質問に対し、総理は「慎重に議論を進める」という答弁で、今国会で何としても成立させるとしていたこれまでより、幾分かトーンダウンしたように見受けられました。さらに見極めが必要ですが、ご懐妊により男子が誕生した場合、こうした議論は不毛となります。
 皇室典範改正案については、私は「さらに慎重に審議すべきで、今国会に早急に提出すべきでない」という考え方を取ります。一年生議員でも議論が分かれることですが、反対派のほうが多いような感触です。一年生による署名活動の動きもあります。
 一言で言うと、これまでの日本の歴史で女性天皇は存在したが、天皇の実子であり、生涯独身でした。愛子さまを想定して、皇室典範改正の議論をしているのでしょうが、皇室と一般国民は違うということを認識した上で、男系優先の天皇を続けるべきです。なぜ、男系優先かというと、皇室に一般国民の血が入ると、皇室に「公」の概念がなくなるからです。仮に私の息子が皇室に入り、女帝との間にできた子供が天皇となってしまうと、もはや「私」が入ってしまうからです。
 「私はどうなってもよいから、国民を助けてほしい」と、焼け野原に降り立ったマッカーサーに嘆願した昭和天皇のお言葉が「公」を表しています。マッカーサーは命乞いをすると思ったが、天皇の人柄や国民的支持を見てから、戦犯にかけないで日本の統治にむしろ利用する方向に切り替えたそうです。「私」が入った一般国民にはできないことです。
 夜は葉山のロータリーで、講演をしましたが、このホットな情報と永田町の動向についてテーマにしました。皇室典範については、今後の動向が注目されますが、改正案について党議拘束がかかってしまった場合は、党人として然るべき判断すると申し上げます。


話の面白さとは何か  (2024.02.07)

 政治家になって、聞いている人が飽きないように面白くしかも内容が濃いもの話しをすることの難しさを切に感じています。
 今日は鎌倉ロータリークラブで挨拶しましたが、講師は小泉総理の実弟で秘書である小泉正也氏でした。正也氏の話はとても興味深いものでした。話の最後で、「皆さん今年のインフルエンザには気をつけて下さい。夫婦に似ているものがあると言います」聴衆が???となったところで「その心は、熱はさめてもセキ(咳と籍)は残ります」といった具合に笑いを取っていました。
どんな話しをすれば皆さんの印象に残るのか日々研究をしています。


節分in鎌倉・逗子「不景気を追い払え!」  (2024.02.03)

 金曜日だから、議会はあります。この日は本郷台駅で街頭演説した後、党本部の厚生労働部会に出席。しかしながら、地元で節分の行事があり、午後からは地元に帰りました。
 鶴岡八幡宮では、烏帽子姿で豆まきをしました。豆まきの来賓や年男、年女は市長、県議のほか、元ニュースキャスターの宮崎緑・千葉商科大助教授や、俳優の榎木孝明さんも駆けつけておりました。豆を受け取る観衆は数千人といったところでしょうか。「鬼は外!」と掛け声とともに、景気回復を祈念し、思い切り豆を放り投げました。
 続いて逗子の久木神社をはしごし、同じように豆まき会場で思い切り豆をまいたのでした。
 この日は、林じゅん後援会の青年部の懇親会を開催。会費制の明朗会計で、誰もいばらない気軽な集まりです。久しぶりに二次会にも参加し、サザンなどカラオケを熱唱しました。みんなもそれぞれの持ち歌で盛り上がっていました。このメンバーは、先の選挙で、夜中までの夜立ちを付き合ってくれた仲間です。みんな手弁当でした。選挙で、地元の仲間から支えられるありがたさを改めてかみしめていました。


耐震偽装で国土交通大臣に提言書提出  (2024.02.02)

耐震偽装問題を調査している自民党の「耐震偽装問題対策検討ワーキングチーム」は、北側一雄国土交通大臣に対し、公的支援の支出に国と地方の負担割合を同等にするなどの緊急提言を申し入れました。林じゅんも同チームの幹事として提言に立ち会いました。


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