ポスト小泉と次期政権の課題
(2023.06.30)
5年半の長きにわたり政権を担当した小泉総理はこの秋で退任を表明しており、この9月には自民党総裁選が行われ、事実上総理大臣となる新しい総裁が選出されます。日程は9月8日告示、20日投票の線で内定しています。 立候補するには、国会議員の推薦人20人の署名が必要です。有力候補4人は「麻垣康三」に絞られ、国会議員票約400票、地方票約300票を争います。第一回投票で過半数に達した候補がいなかった場合、上位2人による決戦投票となります。 次期政権の課題は、第1に「格差社会にどう取り組むか」。年金や雇用の問題。第2に「国益をどのように主張するか」。アジアや安保、さらには教育基本法や憲法の問題。第3に「国の財政をいかに建て直すか」。歳出削減や増税、行政改革などの問題が挙げられます。 近日中に総裁選の行方について総括しますが、この国の行く末を決める総裁選挙だからこそ、単なる派閥次元の数のゲームではなく、外交・内政でそれぞれの「政権ビジョン」を競うような、国民全体が参加できるようなコンテストであるべきです。
富士ソフト株式会社を訪問しました
(2023.06.29)
本日は地元鎌倉にあります富士ソフト株式会社を訪問しました。ここでは、データ関連、ホームページ作成、サーバー管理など、多岐にわたる業務内容で、働く方々は障害を持たれてる方もいらっしゃいます。私は地元選出の厚生労働員会の一員として現場の視察を行い、皆さんのお声を国政につなげるべくご意見を賜わりました。今後とも皆さんの声を最大限お伝えできるようがんばって参りたいと思います。
栄区にて国政報告会を開催しました
(2024.06.24)
栄区にて国政報告会を開催しました。中でも皆さんの注目をあびたのは、総裁選の行方と医療に関する問題です。 今後も各地域で、開催をさせて頂きたいと思いますので、どうかお気軽にご参加下さい。
逗子海岸海開き
(2024.06.23)
逗子海岸では本日海開きをいたしました。皆様が安心して泳げるような環境を今後も目指していきたいと思います。
通常国会が閉幕。秋の政局に向けて
(2024.06.19)
通常国会が6月18日、150日の日程で閉会しました。通常は積み残した法案を仕上げるのに延長するので、「延長なし」は異例です。今国会では小泉政権の最大の課題であった「行政改革推進法案」(※1)と「医療制度改革法案」が重要法案として成立しました。 国会が閉会すると、審議中の法案はすべて廃案か、あるいは継続して次の国会へ持ち越しとなってしまうので、成立させたい重要法案がある場合、与党は例年なら国会を延長してでも法案を片付けます。このため、今国会で審議中だった「教育基本法改正案」(※2)と「国民投票法案」(※3)の2法案に関しては、私も含めて党内で「延長して成立させるべきだ」という議員が多かったのですが、小泉総理は次期政権への課題とさせ、「延長しない」ことを決断しました。 継続審議となったこれらの法案成立が遅れたことは残念ですが、必ずや国益に寄与すると考えるので、秋の臨時国会でもさらに活発な議論をしようと思います。こうした時間切れによる廃案をなくそうと、初めて通常国会を経験した一回生議員の中には「国会を通年にすべきだ」という意見も多くありました。 国会が終わると、国会議員は各地の選挙区に戻って挨拶回りをしたり、党の部会で積み残した法案の整理や勉強会に参加したり、あるいは秋の総裁選など政局に向けた活動に励み、国会開会中とほぼ同じペースで休みなく働きます。私も平均睡眠時間は5時間ですが、元水泳選手で新聞記者だから、気力体力には自信があります。休会中も「現場主義」と「説明責任」をモットーに各地を回り、国政報告会や街頭演説会を重ねていきます。 ※1、(今後5年間に5%の国家公務員純減や、特別会計を改革して20兆円以上の財政健全化の寄与を目指すなど簡素で効率的な政府を創るための法案) ※2、(教育現場で相次ぐいじめや不登校、学級崩壊に対し、「命を大切にする心」や「人を思いやる心」を育もうと、条文に「国や郷土を愛する心」を盛り込んだのが特徴。民主党は反対し、独自の法案を出した) ※3、(憲法改正の手続きに関して定める法案。国会議員の3分の2以上で改憲案を発議し、国民投票の過半数で改正できるが、その詳細について規定している)
今国会で厚生労働委員会の審議を終えて
(2024.06.16)
私は厚生労働委員会に所属しているので、主に年金・介護・医療など社会保障や、子育て支援や雇用対策など専門に政策分野を扱っています。今国会の厚生労働委員会で審議した重要法案を改めて検証します。 ●医療制度改革法案は無事成立 今国会で成立した「医療制度改革法案」については、自民党を代表して一般質問しました。@医師の診療報酬や薬価を引き下げるA現役並みの所得(約560万円)がある70歳以上の窓口負担を2割から3割に上げるB寝たきりからリハビリに向け、全国の寝たきり病床38万床を15万床に削減し、病院から老健施設などに転換するC治療から予防に向け、生活習慣病予防のため、40歳以上の国民に健康診断を義務づける、等が骨格となっています。私たちにとって厳しい内容も多いですが、国民皆保険制度を持続させ、安心で良質な医療を提供することを目指し、今年10月より施行されます。 ●社会保険庁は「解体的出直しでは甘すぎる!」 また、今国会では「社会保険庁改革法案」が審議されていましたが、これも継続審議となりました。同庁はこれまで、ムダなリゾート施設を全国各地に建設し、ずさんな運用により約4000億円の保険料をドブに捨てたほか、芸能人の年金納付状況など個人情報のぞき見など数々の不祥事が発覚し、組織解体の必要性が指摘されてきました。解体的出直しを図ろうと2年前、損保ジャパン副社長だった村瀬長官が社保庁長官に就任し、組織改革に努めてきました。今国会で提出した新しい法案は、社保庁が回収する保険料納付率を向上させ、資金運用について適正かどうか判断するため、第三者機関による監視システムなど盛り込んでいます。 しかし、法案審議直前、社保庁が国民年金納付の免除手続きを本人の承諾なく、勝手に手続きしていた不祥事が発覚。有印私文書偽造罪に当たるような、印鑑を使って書類を改ざんしていた悪質なケースもあり、全国的に不正な手続きをしていたことが明るみになりました。現在の納付率は60%強ですが、納付率を少しでも上げようと、数字を操作していました。年金行政の信頼を根幹から揺らがせた今回の一連の不祥事により、与野党の質問は、事件の追及や再発防止に集中しました。この結果、法案は審議未了となりました。 ●浮き上がる社保庁労組「怠け」の体質 今回、委員会質疑を通じて、社保庁の労働組合が「一日3時間以上パソコンに向かってはいけない」など100項目以上にわたる労使協定を結び、「いかに働かないでいられる職場を作るか」に苦心していた様子も浮き彫りになりました。民間会社なら考えられないような、職員の怠けと馴れ合いの体質が明らかになりました。 また、与党から「官公労をバックに持つ民主党で、果たして社保庁の本当の改革はできるのか。支援組織に遠慮があるばかりに、質問も控え目となり、年金の信頼回復が妨げられるのではないか」という、民主党と官公労の関係を懸念する質問もありました。民主党は「論点のすり替えだ」と反論し、村瀬長官に対する辞任論を展開していますが、私は現時点の長官辞任は時期尚早だと思います。 なぜなら、長官一人が辞任しても、社保庁の職員の大勢が残っている限り、「怠け」や「不正」の体質は変わるとは思えないからです。長官が辞任して喜ぶのは不正に加担した職員であり、組合であり、組織の腐敗は深刻化するばかりです。私たち与党は、社保庁改革や年金の信頼回復を図るためのプロジェクトチームを組織し、秋の臨時国会に向け、新たな法案つくりの議論を進めています。
厚生労働委員会にて代表質問
(2024.06.13)
本日、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律及び労働基準法の一部を改正する法律案について代表質問を行いました。
W杯、日本まさかの逆転負け
(2024.06.12)
サッカーワールドカップ(W杯)のドイツ大会を巨大スクリーンで楽しもうと、東京・西麻布のオーストラリア大使館で12日、日豪親善鑑賞会が開かれました。日豪議員連盟に所属する私も招待され、大使はじめとして多くの大使館関係者とともに、サポーターとして応援合戦に加わりました。 午後10時の開始を前に、サッカー議員連盟で招かれた佐藤ゆかり、石原宏高両代議士ら数人の国会議員が大使とともにケーキカットでオープニングを飾りました。ケーキやワインをいただきながら、試合が始まると、みんなでブルーのユニフォームを着ながら、「ニッポン!!」を連発。スクリーンに釘付けになり、観戦に熱が入りました。前半、中村選手の得点で大きく歓声がわきましたが、大使らオーストラリア勢も負けじと「オジオジオジ!!」と連呼し、応援にも熱が入ります。結果は最後に3点入れられて逆転負けでしたが、とても悔しく、惜しい試合となりました。 残念ながら明日、厚生労働委員会で男女雇用機会均等法についての質問に立つため、その準備をするのに途中退席しましたが、逆転した大使館の雰囲気はどんな感じだったのでしょうか。 W杯の視聴率は49%だったそうで、どうりで帰り道は車がすいすいだと思いました。次はクロアチアとブラジルが待っていますが、気を取り直して次に向かってもらいたいと思います。
栄区千秀センターにて国政報告会
(2024.06.10)
本日は、栄区千秀センターにあります国政報告会を開催いたしました。県会議員保阪努先生とジョイント報告会の形をとっての開催は今回二度目になります。内容はと申しますと、皆様に親しみのある国政の話題をスライドを使ってご紹介しました。前回あまりに熱が入ってしまって長くなってしまった演壇もちょっと短めにして、皆様の質疑にお答えさせて頂きました。 今後も定期的に行っていく予定になっておりますので、是非皆様お気軽にご参加下さい!
藤野真紀子さんとトークショー&バイオリンコンサート!
(2024.06.09)
昨日夜のイベントは、「衆議院議員林じゅんと女性のための夕べ」。料理研究家で当選同期である藤野真紀子代議士をお招きし、リラックスした雰囲気で女性を中心に楽しんでいただこうと、逗子市内で開催しました。 藤野さんは「食育」を通じ、「家族」や「命」、「心」の問題に取り組もうと国会で活躍しています。特に児童教育に関しては、藤野さんと同じ議員連盟であり、お互い幹事を務めています。やはり、子供たちを安心して学校に行かせることができるかが大切で、少子化や子供たちの通学の安全確保という課題は待ったなしであります。 特にトークショーは独身代議士の私の乱れた食生活を気遣ってくださったり、総理官邸にバレンタインチョコを持って行ったが、小泉流(=受け取り拒否)を貫かれたエピソードで会場は盛り上がりました。やはり、家族で食卓を囲むということは、家庭にとって大切なことであり、愛情がないとできません。まだ結婚していない私がこうした事を論じる資格がないことは分かっていますが、そうしたギャップや、藤野さんのツッコミが笑いを誘いました。 後半はバイオリンコンサート。皆川真里奈さんという鎌倉出身の新進気鋭のバイオリニストによる演奏です。CDも発売しており、CMソングなどでも活躍しています。 落ち着いた美しい音色です。時には力強いです。会場の聴衆もうっとりと耳を傾けていました。弦の調子や、会場の音響にも大変に気を使ってくださり、全5曲という短い時間ながら素晴らしいコンサートになりました。 ブログは(http://marineesalad.jugem.jp/?pid=1)まで。 皆川さんに是非応援を!私のHPを見ている皆さんにお願いしたいです。 8日早朝は日頃からお世話になっている地元団体の旅行会で、鎌倉からバスの見送りをしました。大船事務所でミーティング後、午前中すぐに国会へ。本会議出席。厚生労働省の療養型病床の今後についてのレク。外交など勉強会各種。藤野さんトークショーのため、逗子に戻り、コンサート終了後、すぐにまた葉山で行われた法人会の懇親会に顔を出しました。帰宅は11時。明日は本郷台朝立ちのため、また午前5時半起きです。
南部宮司、元谷代表、人とのご縁
(2024.06.08)
国会は残された10日ほどの会期の間、コツコツと法案を可決しています。私の所属する厚生労働委員会は午前中、薬事法改正案の審議し、成立しました。参院ですでに可決しているので、何とか間に合った感があります。午後は本会議で、粛々と法案を仕上げます。昼は党本部で開かれた景観議連の部会に出席。観光地・鎌倉を代表し、電柱地中化のさらなる延長と予算配分を国土交通省に要望しました。やはり道路特定財源についても、単純な一般財源化の議論はさらに深める必要があると感じました。夕方には議連と勉強会が続きます。 夜は九段会館で開かれた「靖国神社を参拝する若手議員の会」の懇親会に幹事として出席。臨席された同神社の南部宮司とお話し、宮司が東北の大大名・南部家の当主で、同じ学習院初等科出身者ということで、「私の曽祖父は御三家・水戸藩の祐筆(藩主の秘書役)で、国学者として生まれ、明治時代は学習院で国語学の教授をしていましたから、きっと華族であった宮司の祖父に教鞭を執っていたことでしょう。ひ孫である私も、宮司と同窓で、こうして靖国を通じてお付き合いがあります。宮司とはいろいろ縁がありますね」と話すと、喜んでおられました。 続いて、全国でビジネスホテルチェーンを展開している「アパグループ」の元谷外志雄代表が主催するワインの会に招かれました。代表のご子息で専務として活躍している一志君とは、私の同級生を通じて親交を深めさせていただいており、異業種交流会の同じ仲間でもあります。今回ですでに2回目のお招きであり、最近では「林じゅんを励ます会」に代表はじめご家族で出席いただきまして、こうしたご縁に感謝しています。 当日の出席者は高市早苗代議士ほか元谷代表の友人である経済人。麻布にある大きな邸宅で、一流シェフの料理をいただき、懇親を深めました。シャンパンもワインも堪能。一志君が私のHPを読んでくれており、好物がパスタということで、わざわざメニューに加えていただいたのにはその気配りに感激しました。 元谷代表は信金の一職員から旗揚げし、職場結婚した今の奥様はホテル業社長を務めており、今では全国的なチェーンを展開するまでに発展しています。創業者としてそこまで叩き上げた仕事のセンスがあることはさることながら、仕事においてもご家族の愛情と信頼関係、結束がとても強いことも感じます。元谷代表は趣味のドライブに精通しているほか、政局についても社誌「アップルタウン」でコラムを書いており、元記者の目から見ても、副業として新聞記者でも通用するくらい多才です。 コラムは(http://www.apa.co.jp/appletown/fujiseiji/fs_index.html)まで。 また、社誌の対談「ビッグトーク」にこれからの機会に対談者になるように要請されましたが、これまでアーミテージ米元国務長官や、安倍官房長官などビッグネームも対談者として連ねており、光栄と思うと同時にその行動力と人脈に驚かされます。当日は、教育基本法など戦後60年の総括や、日常感じる交通政策について意見交換しました。この後さらに一件、懇意にしている若手官僚と方々と懇親会。ひとりがアメリカに栄転するので、その送別を兼ねていました。横須賀線最終で鎌倉まで帰宅。明日も午前5時半起きです。 南部宮司や元谷代表など経験豊富な方々とのお話を通じ、一年生議員は「こうしたご縁をいただきながら、育てられるのだなあ」と実感した一日でした。
国会と村上ファンド、意外な結末
(2024.06.07)
国会もいよいよ最終盤となってきました。重要法案とされてきた「教育基本法案」「国民投票法案」は今国会で成立する見通しは立たなくなり、継続審議となることが決まりました。いずれの法案も戦後60年の総括として、今国会を山場としていましたが、物事には「機運」というものがあります。絶対与党の議席数を占め、国民的議論も成熟し、まさに「機は熟した」状況。鳴り物入りで審議した割には、戦後を総括する重要法案は通らず。果たして見送りが正しい判断だったのか? 「組織犯罪防止法案」(=共謀罪)は、民主党案を丸のみすることを決定しましたが、与党の国対幹部が「成立させてから、今後変えることもできる」と発言したことから、野党の反発を招き、審議拒否され、日程的にもこれも成立は難しくなりました。組織的犯罪の防止に向けた条約にも批准(批准時は民主党も賛成)していた日本は、サミットまでに法整備が間に合わないことで、国際的な信用が大きく低下することになります。「社会保険庁改革法案」も、審議前の相次ぐ不祥事により、廃案か継続審議を余儀なくされました。 衆議院ではいずれも法案も成立の見通しが立たなくなりましたが、国益に資する法案だと確信し、私たちも審議を重ねてきました。今後5年間以内で5%の公務員純減を目指すなど「行政改革推進法案」は成立。「医療制度改革法案」は衆議院で可決し、参議院で審議拒否している状態が再スタートすれば成立します。重要法案はたった2本です。だからこそ、残念至極で、一年生議員としては、不完全燃焼の国会という感じがします。 小泉総理はGW明けには会期延長も視野においていた言動がありましたが、いつからか「会期延長はしない」と明言するようになりました。官邸と与党の息が合っていたとは思えず、国会対策委員会の判断ミスは重いと言わざるを得ません。衆議院も緊張がとけたように、ムードが変わってきました。しかし、それでいいのか。意外な結末です。 村上ファンドの村上代表もインサイダー取引の疑いで逮捕されました。私は村上代表が株取引で非常にうまくやり抜けているイメージがあったので、逮捕はとても意外に感じました。しかし、数日前から逮捕情報が流れ、折込ずみであり、自民党としてもすでにライブドア事件を経験していますから、政局に与える影響はほとんどないでしょう。 そして、この日、タクシーに乗り、ふと思いました。逮捕報道がラジオで流れる車中で、運転手さんが信号待ち中に日誌にメモをしていました。○時○分、新橋駅〜赤坂プリンス820円、○時○分、○○交差点〜浜松町駅740円…。歩合制のため、基本給にその売り上げの5割弱が給料となるそうです。先日はマッサージ師の方と話しましたが、一日数人の方を指圧しているそうですが、客がとれない日もあり、2万円の弱視用メガネを買いかえるのも大変だということでした。 こうして、ほとんどの人が数千円、数万円、数十万円のお金で苦労し、汗水垂らして働いているのに、村上代表は違法なインサイダー取引で一瞬にして30億円を稼ぎ、家賃300万円の超高層マンションで都会を見下ろしながら、高級ワインを片手に書類をめくっているといいます。確かに本当に経験や情報に恵まれた、類まれな才能の持ち主と言えるでしょうが、経営者もまたモラルや哲学が必要とされるということでしょう。今回の事件は、ホリエモンより国民的同情が少ないのではないかと思うと、「心」や「命」、そして「家族」を大切にするような教育がもっと必要だと実感しました。
これからの総裁に求める条件
(2024.06.06)
再チャレンジ支援議員連盟に参加したことで、新聞記者から取材を多く受けるようになりました。私がなぜ安倍官房長官を応援する動きを歓迎するのか。これからの総裁に求める条件について、私の考えをお話しします。 第一に、国益を堂々と主張できる力。第二に、メディアを使いこなし、国民に直接訴えかける力。第三に、決断力と実行力。3条件が不可欠です。 この3条件は、21世紀のリーダーに不可欠な要素です。キーワード「国益」に関しては、昨年は戦後60年を迎え、戦後政治を総括する転換期です。そんな時代だからこそ、憲法や教育基本法の議論がタブーでなくなり、国民的議論を高めようとする「機運」があるのです。日米安保を機軸としつつも、アジアの国々とどのように友好を深めるか。 昨年は中国大使館のデモ事件がありました。また、進展しない北朝鮮の拉致問題、イラクの自衛隊派遣を今後いかにするか。靖国問題やアジア外交も総裁選のテーマとして、否応なしに争点になるでしょう。だからこそ、次期総裁はさらに「国益」を世界に訴える力が必要なのです。国際的な信頼を高め、日本国憲法の前文にあるような名誉ある地位を占めるためにも、日本の主張を明らかにしなくてはなりません。拉致問題の取り組みや、靖国参拝に関してぶれない姿勢を持ち続けているのは誰でしょうか。 また、キーワード「メディア」に関しては、もはや派閥の領袖が数の力で議員に影響力を持つ時代ではなくなったということです。マスメディアを通じて、その背後にある国民に直接訴える力を持たなくてはなりません。小泉総理はメディアの使い方がうまいとされてきました。通常、マスコミ各社の幹事社が首相官邸で、歩きながら総理に取材する手法を「ぶらさがり」と呼んでいますが、毎夕一言話すことで、政権をアピールしています。森内閣時代はぶら下がりを拒否したりして、こうした手法を使いこなすことに十分慣れているとは言い難かった。いや、小渕内閣や橋本内閣も小泉総理ほどうまくは使いこなさなかったと思います。ワンフレーズも、分かりやすい反面、内容が薄っぺらく見えてしまうきらいがありますから、説得力を持ちながらも言葉に重みを持てるようにしなくてはなりません。「マスコミが苦手」というのでは、話になりません。安倍官房長官には国民にこうして語りかける誠実さと、若さがあります。 最後に「決断力」に関しては、古今のリーダー像すべてに当てはまります。政治家の仕事は、国民の生命と財産を守ることです。例えば、関東でM8クラスの直下型地震が起こった。あるいは、日本の経済制裁発動に対し、北朝鮮がテポドンを日本列島に向けて発射してきた。こうした大災害や戦争に関する対応で、政治指導者の一瞬の判断が国民生活の生死を決めてしまうおそれがあることを自覚しなくてはなりません。アメリカの潜水艦と日本の民間船が衝突し、次々と日本人が水死している報告を受けても、ゴルフを続行する指導者。離島で活火山が噴火したのに際して、閣議を開くより早く、総理大臣の裁定で自衛隊を使った島民避難を決定した指導者。みなさんはどちらにリーダーを託したいと思いますか。格差を再考し、機会の平等とセイフティーネットの拡充を新しい切り口で考えているのは誰か。 これからの総裁に求める条件を考えた場合、やはり次期総裁候補の中では安倍官房長官が最もこうした資質を持っているのではないか、と私は考えるわけです。
逗子駅にて街頭演説!
(2024.06.05)
今日は逗子駅にて街頭演説を行いました。スタッフ全員で林じゅん新聞6月号を配布させて頂きました。毎月出している林じゅん新聞は、永田町での出来事や皆様の関心がある問題について取り上げ、駅での街頭演説や、後援会の皆様の手配り、ポスティングなどにより配布を続けさせて頂いております。ニュースで聞いていることより詳しい内容を書かせて頂いておりますので、是非ご一読いただければ幸いです。
玉縄あけぼの会にてバーベキュー大会&全国一斉街頭演説
(2024.06.04)
本日は、林じゅん後援会の方々によるバーベキュー大会でした。ご近所の方々により手作りで大変温かい楽しい会になりました。落選の浪人の時から応援して下さっている皆様のお力添えに心から感謝申しあげ、ますますがんばって行かなくてはならないという意欲が沸いて参りました。本当にありがとうございます。 その後横浜高島屋前にて自民党青年局による拉致被害者を救うためのご訴えを各県会議員、衆議院議員、そして学生部と一体になり、全国一斉街頭演説という形式で行いました。
鎌倉武士
(2024.06.03)
土曜日は激しいスケジュールで地元回り。1時間おきにイベントを回ります。幼稚園のバザーを皮切りに、挨拶回りをした後、地元・由比ガ浜の夏祭りで神事。夏祭りのスタートと無事を祈願しました。 横浜・栄区の国際親善イベント。そして福祉のバザー。事務所に戻って年金の陳情を受ける。さらに夕方、鎌倉・腰越で中村省司・県議(自民)の後援会による県会議長就任のお祝い。続いて鎌倉・深沢の商業団体の懇親会。 さらに日本中の清酒を楽しむ鎌倉清酒研究会という団体があり、懇親会に出席しました。実は最近、「鎌倉武士」という純米酒が発売され、密かに好評をいただいています。鎌倉にちなんだ酒であり、失われた侍の「公」を大切にする心を取り戻そうと、古都・鎌倉をさらに盛り立てようとできました。鎌倉に酒蔵はないので、酒造元が山梨です。私も日本酒は好きなのですが、翌日が残るので辛く、最近は少ししか飲みません。少量ずつ種類を多く楽しみました。 みなさんも鎌倉を訪問したら、段葛沿いの酒屋さんで販売しているので、酒好きの方は是非試してください。 (写真は、6月4日ふくしバザーの模様)
安倍応援団?再チャレンジ支援議員連盟を結成!
(2024.06.02)
「安倍長官の応援団か!?」との勘ぐりあり。様々な理由により生じた格差を固定することのない「再チャレンジ可能な社会」を実現しようと2日正午、党本部で「再チャレンジ支援議員連盟」(会長・山本有二衆院議員)が結成されました。マスコミからは「今秋の総裁選で安倍晋三官房長官を総裁候補とする派閥横断的な応援団」と見られているため、702号室は報道陣が殺到し、熱気に包まれました。 出席者94人のほとんどは当選4回以下の若手。大臣や党三役経験者はほとんどおらず、若いエネルギーで満ち溢れました。政策集団もまちまちで、まさに派閥横断的に参加者が集まりました。開会では山本会長が「安倍さんを応援する会のように思われているが、総裁選にちなんだ議連ではない」と挨拶。安倍官房長官が格差社会に対するこれからの対応を説明すると、参加した議員から多くの激励が続きました。 総裁選に絡めたいのか、マスコミの取材も過熱。私は最前列から3番目に座っていましたので、テレビを見た地元の方からも「見たよ。安倍さん応援するの?」などたくさんの激励をいただきました。 今日これだけ集まったのは、多くの若手の強い意志の表れだと思います。安倍官房長官に対する期待でもあり、わが党がこれまで進めてきた改革を、以前の経世会支配に逆戻りさせてはならないと考える時代の要請ではないでしょうか。党内の反応は様々でしょうが、国民の期待に応えなくてはなりません。確固たる意志を持ち、まずは一歩踏み出したのです。
クールビスと改正道交法がスタート
(2024.06.01)
6月1日から、国会はクールビズ。トラディショナルな本会議はネクタイ着用ですが、委員会や党の部会はノーネクタイでOKです。私はトレードマークの赤いネクタイがあるので、せっかくのネクタイを外すのに躊躇していましたが、やはり暑い夏。じめっとした梅雨。涼しく行きたいと思います。 さて、今月から道路交通法が改正となり、駐車違反取締りの民間委託がスタート。反則金の納付者も運転者が未納ならば、車の所有者にかかり、それでも未納ならば車検が拒否されます。銀座4丁目交差点も、いつもは二重停車など車がひしめいていますが、今日は警戒してガラガラということです。この改正案により、停めてあるのを現認されただけで、除外車両や運転者がいる場合を除き、写真が撮られ、各県警に送信されます。 先日、地元栄区の支持者宅を挨拶回りしていた際、商店主の方から「買い物客が落ち着いて近所に買い物ができず、売り上げが落ちるおそれがある。実際の運用はどうなるのか」と不安の言葉がありました。私の知るところでは、銀座や新宿など重点取締り区域のみが厳しくなり、一般の住宅街は都心部を除いてほとんど対象から外れると聞きました。その常識で考えると、神奈川県で対象となる地域はみなとみらいや元町など横浜中心部でしょうか。 運用により、悪質な駐車違反が減るのは大いに歓迎ですが、必要以上の「取締りのための取り締まり」「検挙のための検挙」が拡大しないことを心配する声もあります。警察庁ではそうした取締りをしないように指導している国会答弁があるそうですが、実際には非常に「姑息」とも言える取締りに遭遇したドライバーもいると思います。 一例として、どの地域でも、時間によって進入禁止の場所が変わったりする道路もありますが、地元以外は分かりにくく、中には一瞬で判断できないような3行くらい書いてあるひどい但し書きの交通標識もあります。 中には、警察官が交差点の角に隠れて違反をしたのを見届けてから検挙する例がありますが、それより、違反しないように交差点に立って誘導するのが「防止」の観点から警察のとるべき対応だと思います。こうした例は、まさに検挙のための検挙であり、取り締まりを無効にするくらいの通達が必要です。また、一般の通常の道交法では、こうした検挙を止めさせる手段を私たちは持たず、警察当局の恣意的な運用にまかされていますが、再考が必要です。 (写真は、今田正廣さん『昭和の鎌倉 私の思い出』出版祝会にて)
|