2007年09月
玉縄にて国政報告会  (2023.09.30)

玉縄にて国政報告会を開催いたしました。福田総裁になると何がどう変わるのか?今後の医療の問題についてなど活発なご意見をいただきました。


常盤後援会発足いたしました!  (2023.09.29)

常盤にて念願の後援会が発足いたしました!皆様のご協力を頂きまして大変ありがとうございました。皆様のお役に立てますようがんばって参ります!


暗雲の船出  (2023.09.25)

 福田康夫・自民党総裁は25夕に国会で指名を受け、内閣総理大臣に就任。組閣を終え、福田内閣がスタートしました。私も首班指名選挙に臨むのは3回目ですが、これほど緊張感を持って投票したのは初めてです。
というのは、先の参院選で参議院は与野党が逆転し、また安倍総理の突然の辞任から約3週間の政治空白を生み、二転三転した中で誕生した福田政権だからです。多くの国民が一挙手一投足を見守る中、今後は解散総選挙も視野に入れ、厳しく政局を見据えています。正に「暗雲の船出」は始まったばかりです。
注目された新内閣の布陣は、留任13人のうち、ほとんどが閣僚経験者という手堅さで、新鮮味には欠けますが、重厚感はあります。ただ、国民的な人気や支持という点では、厳しい評価を下されると思われます。今週末には報道各社による内閣についての世論調査も行われるでしょうが、「福田内閣を支持しますか?」「福田内閣に何を期待しますか?」という設問には、サプライズ人事や小泉劇場を見てきた国民には物足りないのではないでしょうか。支持率は厳しい数字のような気がします。
しかし、観方によっては、小泉、安倍、福田と3代の総理大臣によって、日本の舵取りはバランスを取ることができるとも言えます。小泉総理が拉致問題や靖国問題はじめ、公務員の削減や民営化による構造改革で先鞭をつけました。安倍総理は教育や防衛、憲法という国策の根幹で独自色を発揮し、日本のバックボーンを再構築に向けました。そこで、福田内閣は国民生活を第一に、堅実な経済成長の中、歴代2代の内閣による改革の負の部分に光を当てることが至上命題です。特に高齢者や障害者という経済的弱者に配慮しています。
こうして3代かけて、行政改革と防衛、教育、憲法を成し遂げ、国民の生活を守ることにもつながるのです。
福田内閣の顔ぶれだけ見れば、ベテラン揃いで、「昔の自民党に戻ってしまった」という指摘を多くの国民から受けるでしょう。「新鮮味もないし、新しい改革に着手してくれそうにも思わない」と否定的な見方もあるでしょう。しかし、目立つリーダーが派手なパフォーマンスをするより、内閣として団結し、どんな仕事を残すことができるのか、というのが最も大切です。
新内閣の政策課題は、経済と社会保障、税に関する有機的な政策を実行することです。日本経済の地盤沈下を防ぎ、景気回復を確かなものにし、税収を増やすことです。安定した経済基盤の下、社会保障論議を進め、政治決断をしなければなりません。私も与党議員として、暗雲の船出を共にします。


総裁選のご意見メールに感謝します  (2023.09.24)

 昨日、福田康夫さんが自民党総裁に選出されました。そして今日は自民党役員の人事が決まり、党三役に選対委員長を加えた四役にすべて派閥の領袖が就任しました。明日にも首班指名で福田総裁が指名され、組閣に入ります。全てはこれからが始まりです。
 この間に長い政治空白を生んでしまったことにお詫び申し上げるとともに、与党議員としても一刻も早い建て直しに向けて尽力することをお誓い申し上げます。
 一方、総裁選の最中には、たくさんの方からメールをいただきました。多くは総裁選で私が福田さん支持を明確にしていることを危惧する内容でした。こうしたご指摘に心より感謝申し上げます。ご指摘を大きく分類すれば、@福田さんの国家観や歴史観に関し、自民党が保守政党でなくなってしまうという危惧、A派閥談合で総裁候補が決まってしまい、昔の自民党に戻ってしまうという危惧、2点に対するものです。
「多くの国民は国家観より生活を求めている」
 @について言うと、国家観や歴史観だけで総裁を選ぶとすれば、私は麻生さんの方に近いことは事実です。保守系一回生議員による「伝統と創造の会」の副幹事長も務めており、憲法問題の担当もしております。また、毎年8月15日の終戦記念日には、戦没者(そして祀られてはいませんが、非戦闘員で亡くなられた方々にも)のご冥福を祈るために靖国神社へ参拝してきました。
 しかし、参院選で自民党が歴史的大敗をした原因を考えると、やはり国民生活の安心と安全を第一にやってほしいという国民の声に十分に応えられなかった点にあります。これに加えて来年4月には高齢者医療の負担増が見込まれ、2010年までに公的年金の国庫負担分の不足金を補うための消費税アップも検討しなくてはなりません。財政収支を合わせ、無駄をなくしていく改革の流れは正しいとしても、老年者控除や定率減税を廃止した上に、市民税や住民税まで上げ、さらにここまで国民に負担増を強いる必要があるのか疑問に思います。福田さんの政策は高齢者医療や障害者自立支援法についても見直しを明言し、弱者への視点から配慮しています。
 一方、麻生さんの内政政策は、年金についてもその財源に消費税1%を当て、年金記録の問題にも言及していますが、大幅な政策転換ではなく、現状のままです。こうしてみると両候補の間には内政についても大きな違いがあります。国家の根幹に関わる防衛・教育・憲法については、安倍内閣が主体的に取り組んできましたが、それに力点を置くあまり、十分に内政に関して対応できませんでした。こうした国民的な負担増の流れを変えるほうが、国家観や歴史観よりも最優先すべき課題だと思ったからです。
 福田さんが外交的にも中国に近く、皇室典範改正についても、女系天皇を容認することについての危惧も寄せられました。しかし、リーダーが交代することで、すぐに自民党が保守政党から堕落するような流れにつながるわけではありません。堕落する流れを作らせないことこそ、与党議員の大切な仕事です。
 小泉総理の数年におよぶ靖国参拝は、当初反発も食いましたが、今では何故問題なのか、報道されるにつれて国民的な理解が進むようになり、かえって冷静な議論ができるようになりました。昨年の皇室典範改正が持ち上がったころ、私は仲間とともに女性は容認するが女系は受け容れられないとして一回生で反対の署名を集めました。結果として改正案の提出が見送られました。今後もこうした場面での議員のまとまった対応は不可欠と考えます。
「もはや派閥は機能していない」
 Aについて言うと、派閥談合で国民の望まない総裁候補が決まったという観方は、必ずしも当たらないと考えます。まず、総裁選期間中の報道各社の世論調査結果によると、福田候補の支持はおおむね50〜60%、麻生候補の支持が20%台で、特に福田候補は女性に人気がありました。さらに、ネットによる世論調査でも、福田27%、麻生28%くらいで、ほぼ拮抗していました。つまり、高齢者からネット世代も含めた国民全体で、福田さんは相当数の支持を得ており、「国民は福田さんを望んでいない」ということにはなりません。国民は安定した政権を求めている証とも言えます。私も世論調査であまりにも不人気な総裁候補を支持するつもりはありません。
 しかし、派閥が前面に出るばかりに、それによって本来人気と実力を兼ね備えた候補者(例えば小泉総理のような)が立候補できなかったり、いつも負けてしまったりすれば大問題ですが、投票結果を見れば、もはや派閥は機能していなことは明白です。
 福田候補330票、麻生候補197票という結果は、予想以上に麻生さんの善戦です。これは派閥政治ではいけないという自民党の危機感の表れで、派閥に捕われないで自民党議員の個人個人が良心に従って投票した結果です。福田さんを擁立するプロセスでは、派閥がある程度の機能を果たしたことはありますが、逆に党内で全く基盤を持たない候補者は安定した政権運営をするのが難しくなります。麻生さんは小泉さんのような強烈なキャラクターがありますが、その点がかえって安定感(もうこれ以上閣僚の不祥事はやめてほしい、珍しいことよりも堅実に進めてほしいという国民の声)というキーワードからすると、遠い感じがしたのではないでしょうか。
 国民は改革の流れで、大きく生活の負担が増し、閣僚の不祥事が続き、政治そのものに辟易していると感じています。まずは福田総裁の政権が今後いかにして国益と国民生活を守ることができるかにかかっています。課題が山積しているからこそ、政治に注視していただきたいと思います。これからも皆さんのご意見メールをどしどしください。


居酒屋トーク  (2023.09.20)

大船にて居酒屋トークを開催しました。若手の方に多数ご参加頂き大変ありがとうございました!


福田総裁候補を支援する会が発足  (2023.09.19)

 一回生代議士の有志による「福田総裁候補を支援する会」が19日発足し、福田総裁候補と懇談会を開いた。
 私も幹事として激励したが、発言の要旨は以下の通り。
 「私たちが信頼する福田総裁候補がこのたび立起を決断したことに心より感謝し、応援するものであります。決戦もいよいよ23日に迫ってまいりました。我が神奈川県は福田支持を鮮明にしているのは17人の議員中、小泉総理と私のたったの2人であります。しかし、劣勢であればあるほど選挙は燃えます。やるからには必勝を期していただきたいです。
 7月の参院選の結果を見れば、今国民が求めているのは「国民生活の安心と安全」です。小泉・安倍内閣の5、6年の改革の流れは方向性として正しかったが、老年者控除や定率減税の廃止、さては高齢者医療費など国民に大きな負担をかけたのは事実です。こうした現状を直視し、高齢者医療の負担増や障害者自立支援法の見直しなど総裁選の公約に盛り込んだ点は大いに評価するものです。
 国民は今、政治に癒しを求めています。福田総裁候補はその人柄、政策ともに時代に相応しい。どうか、総理になったあかつきには、安定した政権の下、解散もあるでしょうが、内政にも専念し、体を張って頑張ってもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いします」
 夜も総裁選をめぐり、会合が続く。応援するからには必ず勝ってもらいたい。


新政権に向けて福田氏を支持  (2023.09.18)

 安倍総理辞意表明から紆余曲折があったが、総裁選も候補者が出揃った。福田康夫さんか麻生太郎さんか。国民生活は待ったなしで、もはや政治空白は許されない。党総裁選は議員や役員など限られた人だけでなく、党員の意見を可能な限り反映すべきで、党神奈川県連が党員投票を取り入れたのを評価したい。日程的には23日には総裁が決まり、その後早ければ25日に首班指名で新政権が発足し、組閣に入る。
 私は福田康夫氏を支持したい。理由は先の参院選で歴史的惨敗を喫した自民党に足りなかった「国民生活の安心・安全」に最も重点を置いてくれそうな総裁候補だからだ。次期政権の課題は「国民生活」と「国益」の2つをキーワードにすべきと前述したが、国民に不安感や閉塞感が蔓延しているのは「国民生活」への不安が根っこにあり、内政に力をいれるべきだ。
 特にここ数年の改革は、その方向性は間違っていないものの、国民に多くの負担を強いてきたことを、私たち与党議員が率直に認めるべきだ。老年者控除や定率減税の廃止、あるいは医療費の窓口負担の1割から3割へのアップ。市民税や住民税も上がった。また、来年4月からは75歳以上の後期高齢者にも保険料の支払いが義務化される。さらに、2010年には年金の国庫負担分を3分の1から、2分の1に引き上げることが決まっており、その財源として消費税2%弱の増税を当て込む構想が有力だ。
 つまり、国民がこれだけ塗炭にあえいでる状態で、さらに国民負担を増大させようとしているのだ。しかも、安倍政権は税金を差配すべき閣僚の不祥事が続発し、特別会計の洗い直しなど無駄遣いに必死に取り組んでいる姿勢が国民に伝わらなかった。こうした状態で、これ以上の国民負担に対し、国民は納得できるか?否である。
 だとずれば、新政権は「国民生活」の安心に向け、内政の充実を図るべきである。福田総裁候補は、総裁選の公約に、老人世帯のさらなる負担増を凍結させる方針を掲げている。私は大いに評価したいと思う。
 本日、午前11時ごろ、私の議員会館530号室に福田康夫総裁候補が来室した。「国民生活の安心を第一に、特に年金問題に力を入れてください」と私が話しかけると、福田さんは「これが大切なんだよな。しっかりやります」と力強く返答。「坊やみたいに思っていたけど、しっかりしているねえ」といつものニヒルなジョークを飛ばしながら、足早に立ち去っていった。


不可解すぎる内閣総辞職表明  (2023.09.12)

 本日昼、安倍総理が辞意を表明しました。本会議前、私も出席した代議士会には多くの自民党衆議院議員が集まっておりましたが、国会内は蜂の巣を突いたような騒ぎでした。同僚代議士からは「昨日所信表明演説で続投を明言したのに無責任だ!」「辞めるならどうして参院選の後すぐ辞めなかったのか!」など多くの怒りや戸惑いが渦巻きました。
 午後2時からの記者会見を見ておりましたが、安倍総理は辞意の意志は固く、テロ対策特措法などに総理の職に留まるのが障害になるというのが理由ということです。
 私も昨日が大船駅、今朝は逗子駅で朝の街頭演説をしたばかり。国会が始まる上での決意を述べておりました。今後の国会はテロ特措法を仕上げる「国益」と、年金や医療、税など「国民生活」をキーワードとして、与野党問わず国会論議を盛り上げるべきだと訴えていました。
 昨日、所信表明演説で続投を明言したのもかかわらず、翌日に辞任を申し出るのは「無責任」とともに「不可解」の一言に尽きます。おそらく所信表明演説の翌日に辞意を表明した総理大臣は前代未聞でしょう。
 参院選で歴史的惨敗をしたのが7月29日。政治的空白を生みながらも、1ヶ月かけて内閣改造を行ったのは何だったのか?せめて、「国益」を守るための「テロ対策特措法」や「政治とカネ」問題に決着をつけるための「政治資金規正法」、そして年内の予算編成を仕上げてから辞めるべきではなかったのか?辞めるタイミングが不可解としか言いようがありません。
 内閣総辞職が決定的になった以上は、後継総裁を決めるしかありません。かつての4人組の話し合いで後継総裁を決めるような国民不在の密室政治は有り得ないため、総裁選をもう一度行い、新たな自民党総裁を選出するしかないでしょう。


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