1.

毎日新聞記者時代

〜生活なくして政治があるのか〜

 新聞記者をしていて一番衝撃的だったのは、都銀としては戦後初となった北海道拓殖銀行の破綻でした。地域の中核の銀行が潰れるということは、人々にとって「日常生活の破綻」だということを肌身で感じました。収入は断たれ、衣食住も奪われ、温かい家庭が崩壊し、人間の基本的なものを奪っていきます。経済政策をリードしている今の霞ヶ関の役人たちはそうした感覚が分かっていません。日々の生活を守ることこそ政治の使命です。
 見知らぬ人の前で言葉を語りかける時、等身大の経験に結びついた言葉でなければ心には通じないということを弁論部で学びました。タテマエや形式ばかりで、生きた言葉が持ち込まれず、言葉と行動が一致しないのが政治の世界です。「荒削りでも生きた言葉で勝負したい」と、この時から言葉の世界で生きることを誓いました。真に生きた言葉とは何か、それを追求し、政治の世界に持ち込むことが僕の使命です。

〜生きた言葉で勝負したい〜

慶大弁論部時代

2.

 立候補を決意し、潔く会社を辞めてみたものの、最初は不安であり、さすがにひるみました。なかなか前に進めずに悩んでいた時、祖父の書いた「赤富士」がふと目に入りました。その瞬間、内から沸き上がる祖父のメッセージが心に響きました。「勇気をもって最初の一歩を踏み出せば必ずできる」。自分の血のDNAが叫んだのです。それは心に生き続ける祖父の思いでした。今は大勢の支援者に囲まれて着実に活動を続けさせていただいています。これからも前進あるのみです。

〜勇気を持って踏み出せば必ずできる〜

立候補を決意した瞬間

3.

 私には人生の師匠がいます。すでに90歳を過ぎた人です。以前、師匠から「無」と書かれた書をもらいました。最初は意味が分かりませんでしたが、座禅に打ち込みながら、必死になって考えました。すると、誰にでも自分を振り返らずに一心不乱に何かに打ち込む時があり、その一瞬が「無」であり、「我」がなくなる瞬間だと気付かされました。師曰く「すべて自分自身が決めるのだ。自分が変えていくのだ」。師の言葉は私の魂を揺さぶり、自分の命をもってしても成し遂げる大儀のために生きることを誓いました。

〜自分の命をもってしても成し遂げよ〜

魂が揺さぶられる出会

4.

永田町に足を踏み入れで感じたことは、そこが紛れもない厳然とした「勝負の世界」ということです。スキャンダルで議員を辞めた政治家や、わずかの差で落選した政治家、こうした人々がバッジをはずすと本当にただの人になる現実を間近で見てきました。人生の中でこれほど勝つことが大切だと実感したことはありません。選挙に臨む自分の中に、これまでとは全く違う責任感が芽生えました。「大義を達成するためには負けることは許されない」。自分の中に今まで入っていなかった新しいスイッチが入りました。

〜大義を達成するためには絶対に負けられない〜

永田町での経験

5.