2006年10月8日(日)
『いのちと平和の尊さを考える市民の集い』に向けてのメッセージ


 先の大戦から61年。靖国神社に祀られている300万人余の英霊はじめ、東京大空襲や広島・長崎の原爆、沖縄戦などで命を落とした多くの非戦闘員の方々に心より哀悼の意を表します。
 皆様からたくさんの応援により、昨年秋に国会に送り出していただき、国民の生命と財産を守る国会議員として一年が経過しました。今年の夏は、小泉総理が就任後初めて、終戦記念日に参拝。また、北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射するなど平和を考える上で象徴的な出来事が数多くありましたが、ひと時も平和について忘れた日はありません。
 私も先の大戦で親族を失った一人です。私の祖父の弟は、昭和19年10月にレイテ沖海戦で戦死しました。祖父からは、輸送船で台湾からフィリピンに向かう途中で戦死したと聞かされており、戦死公報のスクラップを見せられました。戦争末期の当時、アメリカの潜水艦や空母艦載機に席巻された太平洋の海上に、護衛なしで輸送任務をしなくてはならない状況を、私の家族がどう感じたか。家族みんなが平和に暮らすことのできる、この日本の大切さを実感せざるを得ません。同時に、政治家として現実的な対応も欠かせません。
 戦争を実際に体験した世代が少なくなる中、今回のメッセージ展は平和の尊さを考える上で本当に大切な機会です。国民全体がもう一度先の大戦を振り返り、知っている世代が知らない世代に語り伝える努力が必要です。最後に、この展示にご協力いただいた関係者の方々に感謝するとともに、平和に向けた大いなる啓発となることを祈念し、ご挨拶と代えさせていただきます。