text1月10日
アフガニスタンでは750万人が飢餓と極寒地獄で苦しんでいる
(画像は文化勲章受賞の洋画家、祖父林武の代表作「赤富士」)
9月11日に起きたアメリカ同時多発テロから、対テロ軍事行動により、アフガニスタンの食糧事情は極端に悪 化しました。テロ以前にも干ばつなど自然災害や22年続いた内戦から、国民の生活困窮はひどかったのですが、今回の事件がさらに拍車をかけました。
一方、わが国はテロ対策特別措置法の成立を受け、アフガンで軍事行動を展開するアメリカ軍への支援活動を 開始しました。11月9日には、情報収集を目的として海上自衛隊の護衛艦2隻と補給間1隻を長崎・佐世保基 地から出航させました。私も10年前の湾岸戦争で国際社会から叩かれた教訓から、こうした目に見える自衛隊の国際貢献は重要だと思います。しかし、日本の国際貢献とアフガン難民の飢餓は別問題と考え、今回は「アフガンの食糧問題」にテーマを絞って議論します。
現在、日本は1人1日平均で平均159グラムの食べ残しがあります。一般家庭で約7%、結婚式場では約25%がムダになります。コンビニの賞味期限切れや、外食産業などによる残飯量は年間約700万トンに達します。これは、世界すべての食糧援助量の70%に相当します。この食糧を世界で飢餓に苦しんでいる人々に配布することができたなら、どれだけの人間を救うことができるでしょうか。世界第2位の経済大国の国民である私たちに何ができるか考えさせられます。国連世界食糧計画(WFP)によると、テロ以前は、アフガン総人口約2100万人のうち、約25%にあたる550万人が極度な貧困と飢餓にあえいでいました。テロにより、国内へ食糧輸送がストップし、飢餓状態にある人の数は、さらに200万人ほど増加したとみられています。女性や乳幼児の多くがこの最も弱い立場に置かれています。WFPも陸輸と空輸で食糧援助を行っていますが、新たにアフガン地域で援助活動を行うためには1億8900万ドルの資金ということです。
WFP日本事務所次長の出石(いずし)桂子さんは「現地までの輸送コストなどを考慮すると、衣類や食糧を直接援助するよりも、現金で募金していただけるのが一番ありがたいです。厳寒と飢餓を耐え忍ぶ750万人のアフガン難民に暖かい支援をお願いします」と協力を呼びかけています。厳しい不況を生き抜く私たちですが、ぜひ募金に協力してみませんか。郵便局で振込み(口座番号00220−0−19381)も受け付けています。問い合わせはWFP(横浜市西区みなとみらい1−1−1パシフィコ横浜6F、045−221−2510)まで。

●今回のテーマは自由民主党神奈川県連が主催する「かながわ政治大学校」の講座で、出石さんをお招きしてお話を伺いました。政治大学校では、生涯学習や政治に関心ある受講生を募集しています。詳細はhttp://www.kamome.or.jp/kanagawa-LDP/k-daigaku.html あるいは(045−641−8777)まで。




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