5月13日
多くの国民は決して「政治的無関心」ではない

 今朝も本郷台駅で街頭演説を行いました。時間は午前7時から1時間半。月曜日は逗子、水曜日は大船、木曜日は北鎌倉か新逗子、金曜日は鎌倉駅、というローテーションは変わりません。街頭を本格的に始めてから統一選の1カ月は休みましたが、4カ月が経過しました。今朝気づきましたが、少しだけ変化があるような気がします。

 まず、一本でも早い電車に乗りたい急いでいる通勤客を対象にした街頭演説では考えられないことなのですが、足を止めて聞いている人が少しとはいえいるということことです。テーマは主に「政治とカネ」、そして「政治家がいかに説明責任を果たすべきか」、そして「経済をいかに立て直すか」の3点です。郡部ではまだ街頭演説は珍しいかもしれませんが、神奈川のような都市部の選挙区では常識となっており、とりわけ珍しいことでもありません。だから、足を止めるというのはどんなに政治に怒りがあるのか、私に期待してくれているのか、強く受け止めています。

 演説の内容は「構造改革を応援するというと、おまえは自民党か?と厳しく責められることもある。私は確かに自民党には所属しているが、全く良いとは思っていない。しかし、あらゆる政党を見渡しても政権与党を担える政党が残念ながら自民党しかない。こんな中で、長年の政権与党にいたことによる驕りにより、堕落してしまった。公的な政治資金をプライベートなことに流用した坂井議員の逮捕、暴力団から私設秘書の給与を肩代わりされていた松浪議員の問題。この統一地方選挙でも、県内でも県議、川崎市議の2人が買収で逮捕されたが、2人も恥ずかしながら自民党に所属していた。このままでいいとは思っていない。こうした事態に対して、自民党にも30代、40代の若手がいるが、本気で怒っている。執行部にどのように緊急提言し、政治とカネの問題にけじめをつけるべきか議論している。私も若手改革派のメンバーと共に発言し、政治とカネの問題の決別に全力を尽くしたい」というものです。1時間半なので、ほかにもテーマは山のようにあります。 教育問題、財政、高齢化社会、イラク問題、道路公団、地方交付税、市町村合併…。

 演説の内容に共感したのか、サラリーマンの方が急に握手を求めてきました。「演説いい感じだよ。汚職ばかりやっている自民党をなんとかしてくれよ。景気も良くして世の中変えてくれよ。期待しているよ」と激励を受けます。もう毎週やっているので、はやし新聞を配ると「この間同じやつを受け取ったよ」という常連の人もいます。この街頭の場は確かに政治の原点ですが、修行は始まったばかり。将来はテレビでもきちんと分かりやすく説明し、堂々と主張できる政治家になりたいと思っています。なぜブラウン管にこだわるかというと、イギリスのブレア首相がアメリカの軍事行動に対し、共に血を流す決断をし、テレビで公開討論会をして国民に理解を求めたことも理由のひとつに挙げられます。

 討論会には全国から抽選で質問者(多くは反対論者です)を選ばれました。首相はどうしてこうした決断をしたのか、国および国民にどのように有益か、将来の国際社会でのイギリスの立場はどのようになるか、最後に首相の決意はいかほどのものなのかを、丁寧にブラウン管を通じて、討論しながらお茶の間の国民に訴えました。対する日本の小泉首相は同じイラク問題で十分な説明責任を果たしたのか。21世紀の政治家には、間違いなく「説明責任を果たせること」が条件に加わるでしょう。

 日本の国民も決して政治的無関心ではないと思います。受け皿さえあれば、雪崩を打ったように支持が集まるでしょう。今は自民党など与党も、そして野党もその役割を果たしていません。マグマは煮えたぎっています。




閉じる