9月21日
9月21日、特別国会が召集され、私、林じゅんは初め て衆議院に登院しました。午前9時半、県内選出の新人5 人と待ち合わせ。衆議院正門前の周辺は報道陣や代議士 の初登院を見送る支援者らでごった返していました。
 すぐに民放キー局や地元テレビなどから初当選の抱負 と心境について取材を受けました。私は「荘厳な雰囲気 で圧倒された。戦後政治のダイナミズムと歴史を感じる とともに、これからの山積する課題に対して国会議員と して仕事ができると思うと、多くの投票してくれた人の 期待を裏切らないようにしたい。議会の3分の2を占め る巨大与党がこれからどんな仕事をするか国民が注視し ている。郵政民営化や年金改革など党や自分の公約に向 けて全力で取り組みたい」と率直な気持ちを伝えました。
 正面玄関に進むと、守衛の方から敬礼を受け、中から 赤いじゅうたんが現れました。そして、テレビカメラが 待ち構える中、登院の出席ボタンを押し、国会の職員か ら議員バッジをつけてもらいました。こうした一連の手 順を終えると、少しずつ国会議員となった実感がわいて きます。

 午前11時45分、衆議院第一別館で両院議員総会に 出席。党内の新人議員83人が一斉に顔合わせし、議長、 副議長の選出と総理を選ぶ首班指名の説明を受けました。  午後0時45分、いよいよ議場に入ります。私の議席 は最前列の中央でした。国会では当選回数が少ない新人 が前に座り、ベテランが後ろに座る習慣があります。当 選1回の中でも、年齢順で議席の順番を決めます。私の 議席が総理と議長の真正面だったため、先輩議員から 「一年生らしく元気よく野次が飛ばせる特等席だね。野 次は国会の華だよ。」と激励をいただきました。品性あ る声援をおくろうと気を引き締めました。
 投票用紙の札は3枚。まず、与野党の取り決めに従っ て、議長に河野洋平氏、副議長に横路孝弘氏を記入して 投票。議長の挨拶に対して、野党議員から「挨拶が長い ぞ」などと野次が飛んだので、野党席を振り向きながら、 少しずつ国会の雰囲気を飲み込みます。
 そして総理の選出です。議長、副議長は無記名でした が、総理だけは投票した議員名の記入が必要です。地元 の支持者である皆さんの顔を思い浮かべながら「小泉純 一郎、記名者林潤」と書いた一票を投票箱に持って行き ました。
 結果は投票総数479人(1人欠席)のうち、小泉純 一郎・自民党総裁340票、前原誠司民主党代表114 票、志位和夫・共産党委員長9票、福島瑞穂・社民党党 首7票、綿貫民輔・国民新党代表6票、徳田毅・自由連 合代表1票、無効2票。小泉総理が第89代首相に選出 されました。特に首班指名は、1億2千万人の日本国民 の総意を、たった480人の衆議院議員の手に委ねてい るわけですから、改めて国会議員の職責の重さを大きく 実感する瞬間でした。
 閉会し、議場を出ても、気持ちの高揚はおさまりませ ん。午後2時半、すぐに国会対策控室で、中川秀直国対 委員長から国対のガイダンスを受けます。私も含めて1 回生議員は国会対策委員に任命されました。国会対策は 与野党の折衝の場です。かつての55年体制では、自社 なれあい政治の象徴とされてきましたが、現代の連立与 党時代に合った国会対策をしながら、早く勉強して国会 の水に慣れて頑張らねばなりません。
この後、党本部で新人議員研修に参加しました。第2 回目であり、予算の作られ方や政治資金規正法など国会 議員として一通りの基礎的知識を学びます。この新人研 修のように、これまで派閥が果たしてきた役割を、党本 部が主導で新人議員を教育することは、小泉総理が掲げ る脱派閥の考え方にも一致しますし、私も賛同します。
研修が終わるとすでに夕暮れ。これまでお世話になっ た与党の先輩議員に挨拶回りをしました。衆議院は与野 党だけで327人もおりますから、全部はすぐに終わり ませんが、失礼にならないように少しずつ気配りが大事 と言い聞かせました。同じ1年生議員とも、話が弾みま す。選挙の苦労や共通の知人、大学が同窓だった人�新 人83人で何ができるのか議論しています。多いからこ そできることもある。議員立法も可能です。
以上が新人議員の初登院の一日でした。恩を受けた地 元の皆様への挨拶回りも大切ですし、これからが勉強の 毎日です。皆様、よろしくご指導をお願いします。




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