text2月26日
ニホンオオカミの悲劇を繰り返すな!
雨、雨、雨と降り続くこの日。朝からスポーツ団体や文化団体のイベントに顔を出し、地元自治会の新年会に出席。さらに夕方から東京に向かいました。
私は希少動物の保護に関心を持っていますが、この日が、上野の国立博物館でニホンオオカミの剥製の展示が最終日でした。大航海時代の1600年以降に絶滅した地球上の生物は400種以上とされており、巨大な飛べない鳥、オーストラリアのモアなどは有名です。
この日本でもニホンオオカミは1905年に奈良県で捕獲されたのを最後に、絶滅したとされています。日本の昔話や時代劇でもなじみある動物です。展示されていた一体の剥製は、シェパードの成犬よりやや小さめの大きさで全長1メートルくらい、毛は黄土色、表情は優しくて普通の雑種の犬といった印象でした。つい最近までは生きていたこうした動物が、ある日突然絶滅したのは極めて残念でありません。
 実はニホンカワウソも1981年に撮影により生存が確認されたのを最後に、捕獲も撮影もされていません。ニホンカワウソは高知県の四万十川が棲息地域とされていますが、水質が悪くなるに従って生息数が減っていきました。現在はニホンカワウソと推定される糞が発見されているので、絶滅したとは見られていませんが、まさに絶滅危惧の希少動物でしょう。「カワウソ頑張れ!」。生きて生き抜いて、子孫を増やしてほしいと望みます。周辺の住民の方々も、さらに環境を取り戻すようにお力をお貸し願いたいと思います。
 わが町鎌倉でも、ペットとして飼われていたアライグマが放されて野生化して山で増殖し、日本固有の従来種であるホンドダヌキが駆逐されています。ホンドダヌキが外来種のアライグマより小型で弱いため、棲息場所を奪われているからです。私の住む家の庭の山にも、ホンドダヌキが棲みついていますが、(夜行性なので夜にしか見られません)いざ見るとほっとします。以前はアライグマが棲んでいましたが、行政の駆除により減ったのかも知れません。駆除されるアライグマも被害者であり、悲劇です。人間がペットを飼う責任を、もう一度考え直さなくてはなりません。
 最近は、カブトムシやクワガタも外来種を買えるようになりました。どうやらアライグマと同じように、在来種が外来種に駆逐されるような事案が起こりつつあるそうです。
 絶滅してからでは遅いのです。早めに手を打つことが肝要です。個体そのものではなく、生態圏そのものの保護が大切なのです。国の取り組みもしっかりと監視したいと思います。




閉じる