4月17日
マスコミ調査の考え方
 23日投開票の衆議院議員千葉県第7選挙区(松戸市、流山市など)補欠選挙が行われています。私も流山市の私鉄駅街頭に出向き、同僚の一回生議員数人とともに街頭ビラ配りの応援に行きました。小沢新代表にとっては民主党代表に就任して初の国政選挙で、小泉総理、神崎代表、小沢代表、志位委員長ら各党党首も応援のため、現地入りしています。新聞各紙も土日をはさんで世論調査を実施しています。世論調査は、事前調査も出口調査もかなり正確で、陣営の士気や有権者の投票行動にも大きな影響を与えます。
 実際に現地入りしてみると、ビラの受け取りは厳しい状況です。朝7時から駅の改札口前で、一時間半、仲間の議員数人と配りましたが、見向きもされずに人がただ流れすぎる状況。明らかに昨年の総選挙の時と状況が違います。有権者が政治全体に無関心なのか、それとも自民党離れなのか。各紙にも「自民党は小泉チルドレンも多数動員し、小泉劇場の演出に腐心している。また、連日幹部やポスト小泉候補が選挙区入りし、中心地で舌戦を繰り広げている」という内容で報道されています。
 一方、昨日付の新聞各紙の調査によると、民主候補が一歩リードし、自民候補が猛追している状況を報道しています。新聞記者をしていた経験からいうと、選挙報道では、サンプル500〜1000程度を抽出し、支持率を百分率で表したデータを、独特の言い回しで記事化します。独特の言い回しとは、一般的に「一歩リード」や「猛追」とかいうものです。
【事例】1位:A候補、2位:B候補、3位:C候補の場合。
@A候補が「一歩リード」し、B候補が「猛追」する。→10ポイント弱差
AA候補とB候補ともに、「横一直線」→5ポイント程度しか差が開いていない状況(始めに名前を書いてあるAの方が若干優勢な状況です。三つ巴と書かれた場合にも、最初に名前があるほうが優勢です。一般的な言い回しよりはポイントの強弱はついています)
BA候補が「全世代に浸透」(あるいは「優勢」)でB候補とC候補が「追う展開」→20ポイント以上離れており、ほとんど逆転が難しい状況。(「追う展開」はかなり離れている状況で、3位以下にも多く使います。一位を争う小選挙区や首長選挙では当選圏に入らない状況を指します)
CC候補は「独自の戦い」(あるいは「浸透するに至ってない」)を展開している。→基本的に泡沫候補の扱いで、支持率は1〜5%強が常識です。
 つまり、結論として、今回補選の場合、14、15日の告示から3日目の中間調査では、先行する民主党候補が約10ポイント離してリードし、自民党候補が追う展開で事実上の一騎打ち。共産党候補は幅広く浸透していない。
 自民党は斉藤健さんという候補者を擁立しています。東大からハーバード大を卒業。通産省出身の前副知事で46歳という極めてエリートかつ優秀な経歴の持ち主。民主党は26歳の女性の元県議を擁立しています。
 自民候補は「健全な政治」、民主候補は「負け組みゼロ」をそれぞれ主張しています。自民候補は30〜60代の男性の支持が伸び悩む反面、70代以上の高齢層に浸透しているとあります。民主党候補がリードしている状況は、小沢代表就任による目新しさもあるでしょうし、政治そのものに対する不信感が大きいと感じています。何しろ、国会は4点セットから偽メール問題と、本来の国会とは程遠くなっています。
 この補選の直接の原因は、自民党の松本和巳元代議士が、秘書の選挙違反で引責辞職したことに伴いますが、この通常国会に民主党が引き起こしました偽メールの問題は、どうやら棚上げになったようです。本来ならば国会で西沢元記者を証人喚問し、真相を追及しないとなりませんが、自民党もヒューザーやライブドアの問題で、真相をさらしていないという見えない批判があるのかも知れません。補選は厳しい戦況ですが、私たち一回生議員も選挙区内の会社や知人呼びかけ等、しっかりと自民党候補をサポートし、この補選で追いつき追い越せるようにラストスパートをかけたいと思います。
     




閉じる