4月21日
「日本は見すてない」とは・・・やる気あるのか?!
これは最近の拉致被害者を救出を呼びかける啓発ポスターのキャッチコピーです。山に囲まれたコンクリート道に運動靴が片方転がっているセピア色の写真がバックです。北朝鮮の工作員に拉致されそうなひと気のない場所でもイメージしているのかも知れませんが、政府として、拉致被害者を何としても救出するというような「覇気」は全く感じられません。私は自民党本部内で最近見かけましたが、がっかりしました。
 産経新聞でもこのコピーは批判されていましたが、全くやる気が感じられない。本当にナンセンスです。昨年衆院選で民主党が「日本をあきらめない」というキャッチを掲げ、国民はやる気の違いを感じたのでしょうが、わが党と大きな得票、議席も差が出ました。こうした歴史から学ぶ反省の姿勢というものがないといえます。是非とも、「力ずくでもやってやる」というような、日本の主権を取り戻すような気概をキャッチに盛り込んでもらいたいものです。
 さて、今厚生労働委員会が開催されています。今月から集中審議している「医療制度改革」について、野党側から7時間の一般質問が行われます。与党議員は主に同改革の全体像を問う質問が多いのに対し、野党議員は地域の実情を交えながら質問していたのが特徴でした。しかし、地域によって医療の格差があることが、この委員会で浮き彫りになりました。先日行われた委員会では、民主党の菊田議員より、新潟のある総合病院で医師が集団退職し、地元が困惑している例が取り上げられ、与党議員も問題の深刻さに耳を傾けていました。同じように今日は、民主党の田名部議員からも青森の医療の実情を交えながら、首都圏との医療格差を訴えていました。「東京で助かる命が地方なら助からない場合がある」。
 東京に近く太平洋側と立地に恵まれている神奈川県でも、産科や小児科は医師が不足しています。これは一例ではなく、雪に閉ざされた地方ならなおさら顕著な傾向となるでしょう。
 ここで大切なのは、国の役割と地方の役割の分担です。外交防衛は国が担うとして異論がないとしても、それ以外は地方分権が進んでいる中、どうあるべきでしょうか。私の考えでは、社会保障の基本、教育の根幹、つまり義務教育は国がやるべき役割だと考えています。地方はさらに丁寧なセイフティーネットを構築すべきです。日本は高度成長時代、均衡なる国土発展を続けてまいりました。橋がかけられ、トンネルが掘られ、ダムが造られました。高速道路は人口当たりでは、地方のほうが充実しているように感じます。しかし、肝心な医療は格差は現実にあります。ソフトよりもハードに力を注ぎすぎたやり方に問題があったのでしょうが、医師や看護師などマンパワーが育ち、誇りを持てるような施策が求められています。
 




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