5月18日
党首討論は引き分け
昨日17日夕方は小沢一郎氏が民主党の代表に就任して初の党首討論が行われ、「小泉VS小沢」に注目が集まりました。某テレビ局からも番組用に「どちらが勝ったと思うか?主観的で良いので」というアンケート形式の取材がありました。
 結論から言うと、両者にらみ分け、引き分けでしょう。本来ならば、内閣総理大臣で、政権与党にして最大政党のトップある小泉純一郎・自民党総裁は相撲でいうなら横綱。自民党の半分以下の議席で、野党第一党の民主党のトップである小沢一郎・民主党代表が政権交代を掲げ、それに挑むのは大変だと思います。実際に国会運営や、法案の可否など考えても、与党と野党の力の違いというものを如実に感じます。
 それにもかかわらず、「互角の扱い」を受けたことは、小沢代表のたどった経歴や常に政局の中心にいたことによるもの、さらにメール問題で失墜した信頼回復はこの人しかいないという救世主待望論からでしょう。まず、この意味では「互角の扱い」で小沢氏の一歩リード。国民にとっては、やはり二大政党が良いとする民主党に対する「判官びいき」もあり、政権在任5年余に対する一種の「飽き」のような(佐藤栄作政権末期のように)ものも存在するのでしょう。
 さて、内容は教育や日本の根幹に関する問題がほとんどで、大きな争点はありませんでした。小沢代表が厚生労働委員会で採決が行われたことを批判していたぐらいで、歴代の民主党代表に比べて、終始落ち着いた感じが見受けられました。しかし、論点を打ち出すことはできず、この点は小沢代表の口下手ぶりを示す一方で、逆にベテランの信頼感も醸し出しているのでしょう。政策論争を引っ掛けなかった点については、小沢代表は小手調べのように思ったのでしょうか。しかし、論争を避けていた印象が見られ、国民の期待に十分に応えたとは言い難いと思います。小泉総理はいつものように余裕の表情。見ていて安心です。よって「引き分け」です。
 法案や国会運営では、審議拒否や代案路線により、与党と全面対決の姿勢を打ち出している小沢代表ですが、国会論争でも、しっかりした政策の論点を打ち出してほしいと思います。
     




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