4月9日
統一地方選前半戦を振り返って
 4月8日投開票の統一地方選挙は、わが陣営にとって大変厳しい結果となりました。
 神奈川県第4選挙区(鎌倉市、横浜市栄区、逗子市、葉山町)に限ると、県会議員選挙の栄区(定数1)は、党公認のほさか努候補が約700票差で民主公認候補に惜敗。逗子葉山(定数1)は約4500票で、党公認の矢部房男候補が民主推薦候補に敗北。現職県議2人が議席を失いました。また、鎌倉市(定数2)は、党公認で現職議長の中村省司候補が2位で当選しました。応援していただいた皆様すべてに感謝するとともに、厳粛に結果を受け止めます。
 一方、栄区の横浜市会議員選挙(定数3)は、党公認のつのだ宏子候補が前回より得票を伸ばし、2位で当選したことは厳しい結果の中で数少ない明るい要素です。県知事は午後8時、松沢知事候補に当選確実のテロップが流れました。開票前に当確が出るのは、出口調査の結果がトリプルスコアと大きく開いていたからです。また、石原都知事の再選は明るい要素です。県内全体でも自民党公認・推薦の現職・新人は、一部の地域を除いて苦戦しました。1人区で複数の議席を失ったほか、複数区でもトップ当選の常連であるベテラン勢が得票も順位も落としました。
 いくつか敗因が考えられます。
 第一に、知事候補の選挙運動とうまく連携できなかったことです。県内全体で見ると、県会議員候補は03年選挙に比べ、全体的に得票を落としている傾向があります。鎌倉や逗子葉山は前回並みの得票ができませんでした。松沢知事の選挙応援を受けた民主系候補は得票を伸ばしました。一方、杉野正知事候補を擁立したわが党の候補は、同日投票だった知事候補の得票と連動したため、苦戦しました。
 第二に、わが党は生活の安心・安全や美しい国づくりを訴えましたが、松岡農水大臣の事務所経費問題や格差論、昨年の郵政民営化反対議員の復党に関し、有効な反論を持ち得なかったことが挙げられます。今回の選挙は争点なき戦いでした。確かに、年金や子育て、高齢化対策など生活に密着した課題は有権者に受け入れられたと一定の手応えを感じましたが、根底の政治不信について払拭できなかったのでしょう。
 第三に、マニフェスト型選挙より、後援会を動員する手法の旧来型選挙を重視したことから、幅広い有権者に対し、候補者の政策や人柄が十分に伝わらなかったことです。後援会動員型選挙は、すでに都市部では限界になりつつあることが今回の選挙戦で分かりました。現実に、日頃の付き合いを大切にし、新年会や夏祭りなど会合に年間300件以上顔を出している自民系候補者が、自転車に乗って選挙区を駆け巡り、若さと改革を訴えた民主系候補者に競り負けています。国政選挙も今まで以上に、政見放送や法定ビラ、選挙公報などの内容も大切になってきます。
 いずれにしても、選挙全般に関して考え方を改めなければ、私たち自民党にとって都市部の選挙は厳しいものになります。





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